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(^ρ^)ノ※ただしイケメンに限るwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka

『トワイライト〜初恋〜』
(TWILIGHT 2008)



 (^ρ^)ノ 英国のティーン女子たちに大人気らしい、日本で云うところの少女向けラノベの映画化ですな。

 本邦でも公開されるにあたって、いたずらな危機感を煽るサブタイトルが追加されてるのが気になっていたのだが。
 結論から述べれば、これは〈ヴァンパイア〉をモティーフとしているが決して〈ホラー〉ではない。学園を舞台とした〈青春恋愛劇〉であり、内容やノリは往年の正統的な少女向けコミック(昨今のそれらはかなりの破廉恥っぷりのようであるが)に近いのではなかろうか。


 まず粗筋的なものでも。
 母親の再婚に伴って、離れていた実父と暮らすため田舎町〈フォークス〉の高校に転入してきたイザベラ・スワン 愛称ベラは、内向的な文学少女でルックスも地味め(おそらくメインターゲットとなる読者層の自意識を刺激し、共感を呼ぶことを想定した人物造形)という、普通かそれ以下のランクに類する女の子だ。
 転校初日のランチタイムに知ったのは、校内には少々異質なムードを振り撒く集団がいるということ。やがてベラはその中でもひと際目を引くミステリアスな美少年エドワードが気になってしまう。しかし、なぜか彼は自分に冷たく当たってくるのだった。
 どうしてなの? なんなの? バカなの? 死ぬの? そんな態度とられたら、逆にますます気になっちゃうじゃん!

 ☆(ゝω・)vキャピ ※ただしイケメンに限る

 ってわけで思春期の少女特有の好奇心(もちろん無自覚な恋心も、ちょっぴり潜在☆)に基づいて、いろいろと調べていくうちに彼がいわゆる〈ヴァンパイア〉だと知ることになって、あーだこーだとウゼェ恋模様の機微がなんたらかんたら。

 と……こういう投げ遣りな紹介の仕方をするので、さぞかしつまらないのかと云えば、そうでもない。ホラーずれした暮逆なんかには逆に新鮮な表現や展開で、なかなか愉しめたのだ。

 物語的には淡い恋愛を主軸としているわけだが、それ以外の部分は、わざと狙ってやってるとしか思えないほど、ちょっとステロタイプにすぎる嫌いがないではない。
 例えば、二人の仲が近づく契機となる出来事とは。運転を誤った車輌がベラめがけて突っ込んできたところを、超人的なスピードで飛び込んできたエドワードが華麗に救出するのだ。
 そしてベラが街のちんぴらどもに絡まれていると、これまた颯爽と登場するエドワード。軽くひと睨みしただけで、ちんぴらどもは「ひぇ〜、お助けぇ〜」とばかりに、まさしく「蜘蛛の子を散らすような」という凡庸な比喩表現が相応しい挙動で慌てふためいて逃げだしてしまう体たらく。

 ベタだろ。
 ベタすぎるだろ。


 (^ρ^)ノ だが、それがいいwww


 で……「明確な理由づけはよくわからないけどミステリアスなイケメンになんだか惹かれてしまうのキュウーン」という例の法則が発動して、二人は急☆接☆近!
 さて、ここから面白いのがヴァンパイアに対する解釈なのだ。
 いわゆる〈吸血鬼もの〉の原典とも云えるブラム・ストーカーの『ドラキュラ』でも「白塗りの化粧で皮膚を保護すれば、曇りの日ぐらいならば日中も外出できる」という見逃されがちな要素を活かしているのが良い。
 舞台となる田舎町はいつも曇りがちで雨ばかり降るということで、これまで〈学園もの〉にヴァンパイアネタを絡めるためには学校を定時制にするしかなかったという設定の拘束から楽々と逃れている発想の自由さが素敵だ。

 更には、それでも太陽というか直射日光を浴びれば、大抵の作品では吸血鬼は無惨に焼け爛れて塵と化すか、そうでなくとも相当深刻な肉体的ダメージをこうむるのが通例だったはず。
 しかるに本作中では、太陽光に照射されたヴァンパイアは果たして、どうなるのか?
 なんと肌膚が美しいクリスタルのような煌めきを放つのである。


(;^ω^)その発想はなかったわwwwww


 これは「少女趣味の甘っちょろいロマンティシズムも大概にしろ」という激憤を通り越して、素直に感服するしかない。女流作家ならではの着想にして、かつ女流監督らしい演出だろう。
 あと「ミステリアスなイケメン」といえば、すなわち〈転校生〉と相場が決まっているものだが、逆にヒロインの方を転校生にし、新たな環境に馴染まなければならないとしたことで、余計なドラマ延いてはエピソードを生みだしやすくなっている辺りが、なかなかクレヴァーだと思う。例えば、かつて両親が離婚したことで、これまで疎遠になっていた実父(フォークスの警察署長)とのギクシャクした遣り取りとか。
 またベラがエドワードに惹かれるのは、ある種のお約束として理解できるのだが、どうして超絶イケメンが地味な転校生に惹かれるのか? という疑問のエクスキューズとして「ベラは特殊体質で、その血はヴァンパイアにとって麻薬のように甘美な魅力なのである(大意)」という、これまた都合のいい伏線としても巧妙な仕組みになってますな。


 そして、なんとなくつき合い始めた感じの二人は互いの家を訪問することに。ベラを迎えるためにヴァンパイア一家では(彼ら自身には食事の必要がないのに)家族総出で料理を作っておりました。あまつさえ彼女を交えて、みんなで草野球に興じるだとか。

 でまぁ、そんな安穏としたエピソードばかりでは、さすがに物語としては緩急がないってわけで。
 古来その土地の人間たちとは平和的に共存するという密約を結んでいたエドワードたちの一族に、ジプシーのように流浪している別のヴァンパイア集団が対立。となれば当然、お姫さま役のベラは、その類い稀なる血の魔力に魅せられた悪漢吸血鬼に攫われてしまい……あとはもう観なくてもわかるよね。
 そういった闘争に際してグロテスク表現は云うに及ばず、アクション的にもほとんど見るべきところはないが、それでもアン・ライスの『ヴァンパイア・クロニクルズ』の映画化のひとつ『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア(Queen of the Damned)』のそれよりは全然マシなレヴェル。
 当該作品のクライマックスで、デスヴァレーにてライヴ中のバンド《ヴァンパイア レスタト》の屋外ステージに、敵対するヴァンパイア勢力が、明らかにワイアーに吊られた挙動でスゥ〜〜〜ッと降臨してくるシーンでは失笑を通り越して笑い転げたもんだわ。


 とまぁ、物語としては、ひとまず区切りがついたところで一応エンドと。
 今後も分量的にはあと3作分ある原作に添って適宜、続編が作られていくようですな。なんとなく〈人狼族〉なんかもでてきそうで、それなりに期待。
 しかし、どう考えても「連続TVシリーズ向けの作品だろ」と思わないでもないが、キャメラとか特殊効果とか、そこそこ手が込んでおり、少なくとも「観られる」レヴェルの映像になってるのは劇場公開が前提の規模で製作されたがゆえ、とも云えるね。

 吸血鬼ネタに恋愛要素を持ち込むのは常套メソッドだが、これは学園恋愛ものにヴァンパイア設定を捻じ込んだというバランス感覚が目新しく、ホラーずれした輩には逆に愉しめる、ややダークな青春テイストのロマンティックな作品になっとります。


(^ν^)ニュッ ※ただしイケメンに限る

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