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HOSTELフゥーーーーーヽ(゚∀゚)ノーーーーーッ!
血みどろムーヴィ / kuresaka



 『HOSTEL』(2005)

 という訳で、いきなり2006年《血みどろ番外地》ベストムーヴィアワード最優秀作品賞受賞(ありがたくねえ)しそうな勢いの超絶スプラッター傑作がきましたよと。

 一応、解るように説明すると『キャビン・フィーバー』でデビューしたイーライ・ロス監督の2作目で、その才能に惚れ込んだQ・タランティーノがプロデュースした代物。
 一時期ジャパニーズホラーの悪しき影響下にあるような、なんか辛気臭いツラした幽霊っぽいのが突っ立ってるだけの思わせぶりで地味な映画が氾濫していた状況に正直《血みどろ番外地》的には辟易していたものだ。
 近頃は『クライモリ』『キャビン・フィーバー』『テキサス・チェーンソー』『蝋人形の館』『The Devil's Rejects』など残虐な行為を、きっちりと残虐に描いてみせる姿勢の映画が増加傾向にあって好ましくも頼もしい限りだったが、ここに至っていよいよ真打ち登場というところか。

 まずはアムステルダムにてバックパッカー3人組のヤクと女に溺れたグダグダの珍道中が描かれる。剃毛した尻にサインペンで顔を描いて記念写真を撮るような低能この上ない莫迦騒ぎを延々と描写しながら東へ移動してスロヴァキアに到着。ここでも、またぞろヤク女ヤク女ヤク女で、いい加減こちらも苛立ってきた頃に連れの1人が姿を眩ませた辺りから俄然、剣呑なムード濃厚になってくる。
 要するに(ネタバレ→)外国人旅行者を拉致しては大金を払った会員に殺させるという好事家エリート相手の暗黒ビジネスが警察をも含めた街ぐるみで行われているという設定で、そこから脱出するだけの話なのだが、もうその部分のディテールや演出がいちいち面白いのだ。

 前作『キャビン・フィーバー』のときには、まだ散漫な印象があった演出も、かっちりと焦点のあった明確なものになっていて、卓越したキャメラアングル&ワークと相俟って物凄い説得力のある緊張感を醸成している。そこに例の生理的嫌悪感を逆撫でする嫌さ加減満載のセンスを併せて提示してくるのだから、残酷シークエンスの痛々しさはちょっと比類がない。やや先端恐怖症の気がある暮逆なんかは殊に鋏関係のシーンは正視できず一瞬、堪らず瞼を閉じてしまったほどだ。
 ほとんど残虐シークエンスの見本市のような凄絶な映画になっているがCGI嫌いのタランティーノが一枚噛んでいるせいもあってか、エフェクト関係はプロップ製作を中心とした往年の特殊メイクスタイルのようである。おそらくは列車に飛び込む際にグリーンバック合成を使用しているぐらいではなかろうか。昨今、流行らしい車輌事故シークエンスも無論CGIは使わずに体当たりのカースタントで処理。
 相変わらずというべきかタランティーノもチョロッと顔を出しているし、日本から招聘された三池崇史監督がひと言ふた言喋るのにも注目。

 サム・ライミやピーター・ジャクソンといった先人の好例に鑑みると残虐ホラー系演出に秀でた監督は後に大作エンターテインメントを撮って成功するケースが多い。実際イーライ・ロスにも現在製作中の『HOSTEL』続編の後にはS・キング原作のゾンビもの『CELL』の映画化オファーがきているというし、かなりの有望株だろう。
 ただ一旦メジャーになってしまうと、もう血みどろ残虐フィールドに戻ってきてくれることは稀で、いささか寂しくもあり、というのがホラーファンの偽らざる気持ちではあるが。

 とにかく本邦公開時にはスプラッターマニア必見。
 特に狂気太郎さん辺りには是非とも要チェックしておいて頂きたい逸品である。

  (*゚ー゚)ノシ

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