
『パニック・フライト』
(RED EYE 2005)
(ヽ´ω`)<こんな2時間サスペンスTVドラマ以下の糞邦題を冠されたら誰も観ないと思うが実はウェス・クレイヴンの新作なので心あるホラー者はきっちりチェックしときませう。
とはいえ正確には“ホラー”というよりも“サスペンス”のテイストが濃厚だが。
原題にもなっている夜間飛行便で祖母の弔事に駆けつけようとしていた女性が機内で脅迫を受ける。彼女は有名ホテルの予約を承るフロント係であり、不穏な組織による要人暗殺のためターゲットがチェックインする部屋を変更する旨の電話を強要されるのだ。
父親を人質に捕られており、もう明らかに電話するしかない状況に。しかし、そこに色々と盛り込んだ遣り取り(機内電話の電波障害とか)で場を次に繋いでいくという限定された閉塞空間でのサスペンスを醸成させるプロットが巧みなのだ。
そんな全体の2/3を占める機内での攻防だけでも充分面白いのだが、機体が着陸してから更に物語が急加速してしまう辺りがエンターテインメントとして妥協のない姿勢で非常に好印象。
しかも、まるで『スクリーム』のセルフパロディのような、お得意の屋内チェイス展開もありとテンポ良く突っ走る飽きさせない1時間半である。
ただ惜しむらくは、やはり『パニック・フライト』という最悪センスの邦題。担当者の正気を疑うほかないが、では、どのようなタイトルならば好適かと暫し思案。
( ヽ゚ω゚).。oO(……恐怖の夜間飛行)
ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛Σ(ヽ゚ω゚)ノ
( ヽ゚ω゚).。oO(……パニックinフライト)
ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛)ω) ゚ ゚
北米盤もどうぞ(ヽ´ω`)つ●
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