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夕暮れにベルが鳴ったり(ヽ´ω`)鳴らなかったり。
血みどろムーヴィ / kuresaka


 『WHEN A STRANGER CALLS』(2006)

 生まれてこの方、このチンケな島国から一歩もでたことのない暮逆には少々理解しがたい米国人のメンタリティというものがある。
 その代表的なものが二つ。ひとつはヒッチハイク。もうひとつはベビーシッティングだ。
 いずれも見ず知らずの他人の車輌に乗せてもらう、あるいは乗せてやる。またはそこら辺の小娘に平気で自分の子供を預けて家の留守を任せる。
 あ、あとルームシェアとかも。これまた見ず知らずの他人と同居して家賃を折半するやつ。

 そんな面白くもない前振りをわざわざ持ってきといてオチもつけられずになんだが、要するに本作は『夕暮れにベルが鳴る』(1979)のリメイクなのである。

 オリジナルは有名な都市伝説のベビーシッター系のヴァリエーションのひとつ「怪しい相手から『子供たちの様子を見たか?』と執拗に電話があるが、実はそいつは同じ家の中からかけていましたよプギャーッ!」というやつをモティーフにした導入部分は最高に面白かったが、それ以降がなにやら意味不明の展開になってしまうションボリ作品だった。
 しかし、フォークロア部分だけをピックアップして巧くアレンジすれば、かなり秀逸なティーンスラッシャー系のホラーサスペンスになるだろうな、と常々思っていたのだが、その願いをそれなりに叶えてくれるのが本作である。
 『ベビーシッターに執拗にかかってくる不気味な電話』――まさしく、その部分だけに着目して1時間半引っ張るサスペンススリラーなのだ。

 ただレイティングがPG‐13のため、基本的に“流血”を映してはいけないことになっているのでスラッシャーにはなっていないのが残念。『コン・エアー』『トゥームレイダー』のサイモン・ウェスト監督の弁によれば、グロテスクさよりも緊張感を重視した、飽くまでも“スリラー”ということのようである。

 まずヒロイン、ジル役のカミーラ・ベル嬢が実に魅力的で可愛いのだ。
(・∀・)イイ!
 そういえば以前『スクリーム』のネイヴ・キャンベルと『ラストサマー』のジェニファー・ラヴ・ヒューイット、どちらがいいかという“ティーンスラッシャークイーン”問答で某氏と口論したっけなぁ。
 「妙に垢抜けてない、もったりとした風情が良い」とキャンベル嬢を推す暮逆と、飽くまでも“巨乳”に拘泥してヒューイット嬢プッシュを譲らない某氏。
 畢竟それは個人の嗜好の相違ということで意見は平行線のまま、合意には至らなかったものだが、そんな余計なエピソードは別に関係ない。

 さて本作。
 緊張感の高いシークエンスを維持しつつ、ときにアクション要素を含んだ動的な画面もあって観賞後の満足度はまずまずといったところ。
 しかし、である。
 オチが少々、無愛想すぎないだろうか。いわゆるフーダニットもののミステリーの悪しき洗礼か、どうしてもオチにひと捻り期待してしまうのだ。
 例えば、犯人はベビーシッティングを依頼してきた夫婦だったとか、そこの先妻との息子だったとか、学校シーンで一瞬だけでてきたクラスメイトがストーカー化したものだったとか。
 あるいは実は子供たちが邪悪な存在で、犯人と見做されていた人物はそれからジルを引き離すための善い人だったとか(これまた都市伝説にあるヴァリエーションのひとつ)。

 ところが劇中そこで初めて登場した人物が犯人だったという犯人像は、かつてトマス・ハリスの『羊たちの沈黙』を読んでいた際に、殺人鬼“バッファロービル”の正体が普通に新キャラクターで、これまでの登場人物のうちになかったと知ったときの驚きに近い。

 しかし『スクリーム』のような人物相関の余計な青春ドラマを極力排した上で、閉鎖空間での息詰まるチェイスに重きを置いた純然たる“スリラー”にするために、フーダニットだなんて要素は無用というか、むしろ障害だったのかも知れないな。


 オリジナルもドゾー( ´∀`)つ●
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