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( ^ω●)隻眼娘に萌えろ。
血みどろムーヴィ / kuresaka
ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ ~血まみれの天使~

『ゼイ・コール・ハー・ワン・アイ 〜血まみれの天使〜』
(THRILLER:THEY CALL HER ONE EYE 1974)


(ヽ´ω`)<タランティーノが『キル・ビル』にてダリル・ハンナ演じる“エル・ドライヴァー”のキャラクターの元ネタにした映画が国内盤DVDでリリースされるようですな。

 元々はスウェーデン産のハードコアポルノなので以前、暮逆が購入した“Limited Edition”別撮り黒アワビショットが散見される、なかなかにキモい代物だったが今回のアイテムは“Vengeance Edition”を邦盤化したものと思しい。
 ゆえに局部結合カットはデリートされているかも知れないが正直、気持ち悪いだけなので、むしろそちらの方が作品的にも気分良く観賞できるだろう。

 で、せっかくだし以前『血みどろ雑感記』でレヴューしていたテキストをサルヴェージしてみることにしたのだった。

 ■

 幼女の頃に森林でイカレ親爺にレイプされてしまった少女マデリーンは心因性のショックで口が利けなくなるmute状態になっていた。
 ( ゚д゚)<レイープイクナイ
 村の近隣住人に牛乳などを売る家業を手伝いながら暮らしていたが、ある日のこと。
 病院へ行くバスに乗り遅れたマデリーンは行きずりの男トニーが勧めるまま車に乗ってしまい、村をでて食事など嗜んだ挙句に男の自宅に連れ込まれるのだが、この間マデリーンが当然だが一切喋らないので如何なる意図で行動しているのか、やや不明瞭である。
 そして睡眠薬を混入したシャンパンだかワインだかで酔い潰れてソファで寝入ってしまったマデリーンなのだが目覚めてみれば、すっかりヘロイン漬けにされてしまっており、そこで軟禁状態のまま売春婦として客を取らされる地獄の生活が始まるのだった。
 しかも悪漢トニーは「自分の意志で村をでたのだから探さないで」という内容のタイプ原稿にサインのみマデリーンの自筆でさせて親元に送っておくという周到な狡猾さ。

 さてマデリーンは初めての客を取らされることになったが、客の顔面を爪で引っ掻いて激しく抵抗。しかし仕置きとしてトニーに左目を抉られてしまうのだった。
 ここで披露される開いた眼球にメスを突き立てられるショットはルチオ・フルチ真っ青のショッキング映像である。
 製作年代に鑑みればやけにリアルな造形だが、実はこれは監督が知人の医師に頼み込んで本物の少女の屍体を使用して撮影されたものだとか。

 これ以降、衣装にカラーコーディネートしたアイパッチ姿という隻眼萌えスタイルになったマデリーンは諾々と客を取り続けるのだが、トニーの贋手紙に悲観した両親が相次いで亡くなった(自殺か?)のを期に復讐を決意するのだった。
 いや確かにそう決意したのか否か、明確に言葉にされることはないのだが、それはその後のマデリーンの行動が雄弁に物語るのだ。
 まず空手の打撃技と柔道の受け身が混在した奇妙な道場に通って武術を修行する。更にはスタントドライヴィングテクニックと射撃術すらも。
 一日二包ずつのヘロインを貰いながら客を取らされる合間に各スキルを磨くのだが、問題なのがそれらの露骨なセクースシーンである。
 本来スウェーデン産ハードコアポルノなので致し方ないのだが、はっきり述べて性器結合のクローズアップや黒ずんだ女性器といったハードコアポルノショットは不要である。
 なんというかアメリカンニューシネマ的な崇高なるヴァイオレンス復讐譚の中に、下賤な裏ヴィデオカットが紛れ込んでいるかのような不快な違和感を与えるのだ。
 それらのショットが正真正銘、主演のクリスティーナ・リンドバーグ嬢自身のパーツというのならば、それはそれで話は別だが、どうせ何処の誰とも知れない結合アップショット要員の安い持ち物だろう。

(´ω`)<黒アワビなんていらねえよ、夏。

 ともあれ稽古の休憩中に道場の隅っこで堂々とヘロイン注射などするので道場を破門になったりはしたものの、代わりに軍隊式の組み打ちなんかを学び始めるマデリーンだった。
 そして各々のスキルも修得して今や頃は良し。
 まさしく満を持して、血塗られた復讐の火蓋が切って落とされるのであった。

 マデリーンには常連客が3人いたのだが、まずは白痴づらのニヤけた男の自宅を訪れ、玄関先でショットガンをぶっ放す! そして、この事件を受けてトニー が他の常連客たち(レズビアンの女と撮影マニア)を呼びだして注意を促している、その場にマデリーン登場。常連客たちは、たちまちのうちにショットガンの餌食になったが辛くも逃走したトニーは逆に刺客を派遣するのだった。

 さて、この刺客らを返り討ちにしたマデリーンだったが、折り悪く駆けつけてきた警察官たちに囲まれてしまう。しかし神妙に連行されると見せ掛けて警官どもを素手で斃すのだが、このシークエンスがなにやら凄い。
 一連のアクションがスローモーションで演出されているのだが、どう見てもそれはフィルムの回転スピードの設定を間違ったのにそのまま使っちゃったでしょ? というぐらいに露骨にスロー過ぎるのだ。
 だが攻撃を食らった警官が、さながら緋色の太い毛糸を吐きだしているような紐状の吐血をする様を延々と見せつけられるくだりなど、なんとも云い知れぬ味わいがあり、ヴァイオレンス映画史上に残したい奇妙なシークエンスである。

 ちなみにカーアクションシーンもあり、何台かの車輌が激突や炎上しているが、それらは実はなんら関係のない一般車輌が走行中に巻き添えを食ったものだという、無理矢理に見せ場を作るエンターテインメント姿勢には無闇に頭が下がる思いだ。

 そして遂に仇敵トニーへの復讐を果たす訳だが、この最終ヴェンジェンスの段取りが実にクール。ポックリポックリと闊歩する馬に引き摺られたトニーは最後に首にロープを結わえられたまま瓦礫の中に埋められるのだが、当然そのロープは馬に繋がっている。
 そこでマデリーンが馬の鼻づらに飼い葉桶を置くと、馬が数歩踏みだすためトニーの首は実に緩慢に絞まっていくというダウンビートな処刑方法が、馬を突っ走らせて一気に絞殺するよりも数段上の厭さ加減を醸しだしているのである。

 全編を通じて復讐シーンや絡みシークエンスを含めて劇中、喘ぎ声ひとつあげない(少しぐらいはあるかも知れないが、ほとんどそれを感じさせない)マデリーンの超然とした挙動が作品に独特の雰囲気を齎しているという、成程これはタランティーノがインスパイアされた気持ちも良く解るというものだ。
 ムートン地(?)の革コートを翻す、センター分けロングヘアで寡黙な(というか唖の)隻眼の美少女というキャラクター設定はすこぶる格好良い。
 ちょっと気の利いた感性を持つコスプレ女子はエル・ドライヴァーではなく、オリジナルであるこちらに想を得たコスプレをすると、きっと嫌なキモオタに大受けだろう。
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