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ウエストワールド(´・ω・`)ぶち殺すぞ
血みどろムーヴィ / kuresaka
ウエストワールド
『ウエストワールド』
(WESTWORLD 1973)


(ヽ´ω`)<なんとなく‘70年代のSFが観たくなって立て続けに観てまんた。
 これはマイケル・クライトンが原作はおろか勢い余って監督までやっちゃったよオイオイという「それなんて村上龍?」状態の近未来SFサスペンス。かなり有名な作品だと思うが初見だったりする暮逆である。

 最先端のプレイランド〈デロスリゾート〉では精巧なロボットによるリアルな体験を売りにしている。(入園料:1日1000ドルなり)
 3つのアトラクションパークがあって、それぞれ中世貴族の奔放な生活が体験できる〈中世ワールド〉 古代ローマの宴が愉しめる〈ローマンワールド〉 そして西部開拓時代を再現した〈ウエストワールド〉となっている。タイトルである〈ウエストワールド〉では、酒場で絡んでくる男と抜き撃ち決闘したり、娼館で遊んだり、保安官事務所を爆破して脱獄したりといった、ならず者気分を満喫できるという仕組み。
 だが、突然ロボットたちが原因不明の反乱を起こして人間たちを殺戮し始めたという展開に。

 で、なんというか、これが実に“映画っぽくない”のだ。
 初めて〈デロスリゾート〉を訪れる主人公のワクテカ感が微笑ましい冒頭から、観客は主人公の視点と同調して、そのアトラクションを一緒に体験していくというか、端から見物している感覚。途中途中で時折、運営側の淡々とした描写が入るには入るが、基本的には次々起こるイヴェントを見せられているといった具合。
 と、ここまで書いてきて、そもそも“映画”とは、その黎明期においては観客に劇中の出来事を疑似体験させるための娯楽だったし、現在においても、そういう愉しみ方(他者の人生の追体験的なもの)の比率が多くを占める場合もあるのではないかという解釈に思い至った。
 うーむ。どうも、その映画=作品が成立している様々な構成要素の瑣末に着目する観賞姿勢がデフォルトになっていて「映画を純粋に映画として愉しめない」ようになっている、あまり良くない意味で“映画ズレ”している暮逆の体質を今なんとなく実感してしまった次第。
 ここは“映画っぽくない”というか「ドラマ要素が希薄」というべきだったか。
 しかし、まあ、そういった映画史を視野に含めた映画芸術論的な考察は、まったく暮逆の任ではないのでやめよう。

 ともあれ後半になって、ユル・ブリンナー扮するガンマン(顔の下半分から機械が覗く有名なポスターデザインはトラウマもの)が主人公を執拗に追撃してくる辺りから、ようやくサスペンスフルな興奮を喚起させる要素が現れてくるが、この構図は思えば10年以上先取りした『ターミネーター』と云えるかも。
 しかし惜しいかなマイケル・クライトン先生の演出は切れ味が鈍いというか、ピリピリと危機が肉薄してくるようなサスペンス感は稀薄。あまつさえ酒場での乱闘シーンではペキンパーを気取ったつもりなのか、スローモーションを多用した演出で、失礼ながらこれは堪らず失笑もの。
 着眼や設定は秀逸なのだし、やっぱ演出はその道のプロに任せた方が良かったんじゃないかなぁ。

 だけど、まあ初見だったこともあって、なかなか愉しめる作品でしたわ。
 「古典にもっと親しむべきだという意見はよく言われるものだが、そんなもの、たまには初代ファミコンで遊べと言われているみたいなものだからな」だとか西尾維新の作中人物みたいに斜に構えずに、たまには素直に古典を観賞してみるのも良いものだわね。


 これがトラウマ確定のオリジナル版ポスター図。ちなみに現行している北米盤DVDはこのデザイン。


( ^ω^)<次回はリチャード・マシスン原作『地球最後の男 オメガマン』だお。
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