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うるせえヽ(´・ω・)ノヒッチコックぶつけるぞ
血みどろムーヴィ / kuresaka
DO YOU LIKE HITCHCOOK? ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?
『ドゥー・ユー・ライク・ヒッチコック?』
(DO YOU LIKE HITCHCOCK? 2005)


 ダリオ・アルジェントの新作だが「はて? アルジェントは今頃『サスペリア』『インフェルノ』に続く魔女トリロジーの最終作を撮っているはずでは?」と気になって調べてみたところ「TV用のパイロット版として作ったものの、その過激な内容と90分を超えてしまった長尺のため、お蔵入りになっていた幻の作品」だとのこと。

 幼少の頃、森林の小屋で女二人の黒魔術的な儀式を覗き見た経験のある主人公は(この思わせぶりなエピソードが以降、本編になにも絡んでこないというのも凄い)現在では映画研究を専攻する大学生になっていた。しかし覗き癖は直っておらず、対面にあるアパートメントに住む美女を性懲りもなく盗み見る日々。
 やがて、その部屋の住人が母娘二人暮らしということを知るが、この母親がある夜、何者かに撲殺されてしまう。多額の遺産が転がり込んでくることになった娘には、しかし確固たるアリバイがあった。
 更にはもう一人、ブロンド美女なんてのも登場してくる。この二人がレンタルヴィデオショップで出会い、ヒッチコックの『見知らぬ乗客』のDVDを借りようとしたことが切っ掛けで知り合ったと知るや「これは同作品に想を得た“交換殺人”に違いない」と思い込んだ主人公は、郵便物の着服や住居不法侵入といった明らかな犯罪行為も厭わず、半ばストーカーと化して事件を調査するのだったという按配。

 前述したように、そもそもTVムーヴィとして製作されたためか、アルジェントの魅力である絢爛な特殊メイクを用いての創意工夫を凝らした殺人メソッドの数々や、常人の常識を逸する偏執狂的なキャメラワークなどには期待できず、アルジェントお得意の「ちょwwwねーよwwwwww」な真相でもなく、そういう意味では陳腐なサスペンススリラー以上のものではない。
 どこかの記述で見たが元々の原案はデ・パルマの『ボディ・ダブル』にインスパイアされた企画だったらしい。確かに全体の印象として、なんだか薄味にしたデ・パルマっぽいなと思っていたら、あまつさえ音楽がピノ・ドナジオだった。

 しかし足を挫いた主人公が土砂降りの中で苦痛にのたうち回りながらも必死になってスクーターで逃走しようとしたり、バスルームで襲撃されて水死させられそうになったりするシークエンスでは、なんともねちっこい執拗な演出で「アルジェント老いてなお盛ん」というべきか。
 ここら辺りが瞬間風速的に愉しめるのと、また本編内でほぼ唯一の殺害シーンである鈍器による撲殺シークエンスが、ちょっとあり得ないほどの流血ぶりで可笑しい。

 『マスターズ・オブ・ホラー』シリーズのアルジェント担当話『愛しのジェニファー』をすでにチェック済みだというのならば(まだならば断然そっち優先)現在撮影中だという魔女シリーズ新作までの繋ぎとしては好適かも。


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