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ズルズル滑る(´・ω・`)っていうレヴェルじゃねーぞ
血みどろムーヴィ / kuresaka

『SLITHER』(2006)

 リメイク版『ドーン・オブ・ザ・デッド』の脚本家がメガフォンを取ったSFホラーパニック。
 ‘50年代SF風設定を当代的な残虐描写と軽妙なユーモア演出で料理した、云わば‘80年代的なセンスによる当時へのオマージュ全開で、なんとも憎めない。タイトルの意味は“ずるずる滑ること”ということで、確かに血液/粘液/体液が迸る粘っこいものになっている。

 片田舎の町に飛来した隕石に潜伏していたヒルっぽいクリーチャーが繁殖し、寄生された住民らはゾンビ宜しく徘徊して新たな獲物を探すという基本プロットは、フレッド・デッカーの『クリープス』(DVD化希望)やケヴィン・ウィリアムソン脚本『パラサイト』を彷彿させる。
 のみならず、最初に寄生された親玉クリーチャーが『遊星からの物体X』の“ブレアモンスター”っぽかったり、そいつが人間を取り込んで巨大化していく辺りは『ソサエティ』での合体行為“シャント”みたいだったり、『エルム街の悪夢』っぽい入浴中の襲撃シーンがあったりと‘80年代ホラーへの映像的リスペクトがあちこちに鏤められている。

 キャストも渋くて『ヘンリー』のマイケル・ルーカーやら『ボディ・ダブル』のグレッグ・ヘンリーが出演。またクレジットによると声の出演でロブ・ゾンビ、泥酔者役でロイド・カウフマン(トロマ社の社長)といった辺りが確認できた。

 ベーシックな演出は前述したようにユーモア感をベースにした軽妙なものでゴア指数もなかなかのもの。また実際のプロップとCGIをバランスよく組み合わせてのVFXも好印象。更にキャスティングも含めて、登場人物が特徴的に描けているのでドラマパートも退屈しない。劇伴が正調のオーケストレーションというのも良い。
 喩えて云うならば、どこぞのファンタスティック映画祭で上映されたら観客に好評を受けそうな出来栄えというか。手放しの絶賛感はないが、ホラープロパーだったら憎めない作りになっているし、そこそこ予算も費やしているようで「心意気は認めるが、悲しいかな出来がショボ過ぎる」という結果にもなっていない。
 非常に良い意味で“B級感覚”の横溢した佳作といえるだろう。

 一応オールシネマオンラインで引っ掛かるので今年辺り本邦公開されそうではある。
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