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バンボロショック(;^ω^)きたこれwwwwwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka


『バーニング』
(THE BURNING 1981)



(ヽ´ω`)`80年代スラッシャーホラームーヴメントを代表する作品が待望のDVDリリースですな。
 以前PAL盤ででていたものの僅か3000枚のみ限定ということでたちまち絶版。爾来、諸国のスラッシャーファンには長らく待たれていたことかと。

 (;´д⊂ヽ 待ち侘びた余りに感涙だよ。

(;^ω^)それほど……か?

 暮逆はこれ深夜枠にやってた地上波オンエア(もちろん吹き替え)を3倍モードでヴィデオ録画してたやつを数回観ただけなんで、こういう正式リリースを待ち望んでたわけなんよ。

 絶叫100発!
 全米で緊急指名手配
 これが恐怖の復讐魔
 噂の《バンボロ》だ!WANTED

 全米27州で上映中止! いま空前の《絶叫映画》がやってくる!

 あなたは まだ本当の恐怖映画を知らない!



 劇中では〈クロプシー〉という殺人鬼に勝手に〈バンボロ〉などという由来不明の面白ネーミングを冠してみたり、『サランドラ』の“ジョギリショック”といい、当時の東宝東和宣伝部は少し頭がおかしかった少々感性がトンガリすぎていたということが文面から如実に伝わってくるイカレたキャッチコピーですな。

 注目すべき点はなんといっても『13日の金曜日』『13日の金曜日 完結編』『ローズマリー』『マニアック』といった往年スラッシャーフィルム代表作の大半を手掛けてきた特殊メーキャップアーティストである血みどろ神トム・サヴィーニ様が特殊効果を手掛けていること。
 嬉々として当時の様子を語っている姿が映像特典で確認できる。


 さて一応、粗筋とか。
 《ブラックフット》キャンプ場の管理人バンボロクロプシーは酔いどれオッサンですぐ暴力を振るうため、子供たちから蛇蝎の如く嫌われていた。
 ある夜、そんなバンボロクロプシーをギャフンと云わせてやろうと無駄に実行力のある悪ガキたちが結集し、腐敗してミミズライクな生物が絡む頭蓋骨の中に蝋燭の炎を灯したものを用意した。
 この嫌すぎるキャンドルサーヴィス的なアイテムを就寝中のバンボロクロプシーの傍らに配置。小屋の外で騒ぐ子供たちの囃し声で目覚めた寝起きのバンボロクロプシーはこのアイテムを見るなり過剰な驚愕を見せ、大慌てで手で払い除けたところベッドの毛布ごと足許に延焼してしまった。
 更には小屋に置いてあったなにやら可燃性の燃料にも引火して「♪ A CHI CHI A CHI 燃えてるんだろうか」というか激しく燃えてますけど全身火ダルマとなったバンボロクロプシーは堪らず飛びだして屋外の川に転落。辛うじて一命は取り留めたものの全身ケロイドの大変な火傷を負ってしまったのだった。

 そして5年後――皮膚は焼け爛れたままとはいえ、なんとか回復したバンボロクロプシーは鬱憤や性欲が余程溜まっていたらしく、退院したその足で娼婦を買うことに。するとこれがもう女装したオカマみたいな「春売るっていうレヴェルじゃねーぞ!」という天文学的に不細工な娼婦だった。
 しかしバンボロクロプシーの顔貌を垣間見た(? 画面では黒眼鏡と口許の黒マスクで真っ黒にしか見えない)娼婦は土壇場で心底おびえて拒絶。こんな出来損ないのオカマみたいな娼婦にすら拒否される俺ってなに? というパーソナリティクライシスに達したかどうかは知らないが、とりあえず手近にあった裁ち鋏を娼婦の土手っ腹にブッサリ叩き込んでやったぜキャッキャッ。

 これを契機に殺人衝動を炸裂させたバンボロクロプシーは件の事故で閉鎖された《ブラックフット》キャンプ場に代わり《ストーンウォーター》キャンプ場へと赴き、植木鋏を凶器としてティーンエイジャー達を手当たり次第にブチ殺すことにしたのだった……という本当にそれだけのお話。
 『スクリーム』だとか『ラストサマー』だとか『ルール』だとかの当代ティーンスラッシャーに比較すると、もう驚くほどシンプルというか呆れるほどのノープロットぶり。`80年代はこれで1時間半の映画が1本撮れていたのかと軽く喫驚すら覚えるね。

 敢えて苦言を述べると肝腎のバンボロクロプシーという殺人鬼キャラクターで不気味さを引っ張る陰気なサスペンス成分が、やや不足しているかしらと。冒頭でショボいオッサンの姿を晒してしまっているし。暗がりや逆光で誤魔化している過程の処理が惜しまれるのだ。途中でチラ……と一瞬だけ窓際に損壊された顔面の片鱗が映りはするが。
 かのジェイソン・ヴォーヒーズ氏やマイケル・マイヤーズ氏は、J氏初期の麻布袋にせよ、各自のトレードマークとなったホッケーマスクにせよハロウィーンのゴムマスクにせよ、なにかしら特徴的な“仮面”を被っていることが逆に個性を際立たせていた。
 フレッド・クルーガー氏はケロイドフェイスと洒落た饒舌っぷりが魅力だし、フランク・ジトー氏(『マニアック』のマザコン殺人鬼)は素顔晒しっ放しのジョー・スピネルという怪優の嫌すぎる存在感自体が他者を圧倒していた。
 1作目の『13日の金曜日』では、その人物の登場時まで「何者か」がまったく解らない仕掛けに一応なっていた。
 『ローズマリー』のアーミーパーカー(?)のフード部分を顔面で絞った然りげない異形ぶりを実は暮逆は高く評価している。『血のヴァレンタイン』のガスマスクも直球だが効果を上げていた。どちらも一応は〈フーダニット〉の要素もあるし。
 『ファンハウス/惨劇の館』では、あの素敵過ぎるフリークスの素顔は中盤で晒されるわけだし。
(殺人鬼そのもののキャラクターではなくプロットの巧緻に重きを置いた、いわゆるダリオ・アルジェント系のイタリアンミステリー=〈ジャーロ〉とは、作劇法の相違を含めて異なる論点になるので、ここでは触れないでおこう)

 バンボロクロプシーは、遂に明かされるその素顔のヘヴィな焼け爛れた造形が、かなりのインパクトを齎すだけに、それを隠蔽したままで映すマスク的なアイテムに、せめて、もうひと工夫してあれば……と悔やまれてならない。
 いや……『バーニング』といえば、あの逆光で植木鋏を掲げた雄々しい立ち姿を条件反射で想起してしまうだけで、もうキャラづけとしては充分なのかも知れないな。


 で……最初の娼婦が殺されて以降、実際にティーンエイジャーが殺害されるのはランニングタイム50分の時点。それまでは思わせぶりに引っ張っておいて「実は覗き魔でした」「実は様子を見にきた指導員でした」とホラーには常套のなんちゃって演出と、無軌道なティーンエイジャー達の性生活描写で乗り切る。
 だが、これらの日常描写だけでも、なかなか見せるのだ。
 いや、単にもう暮逆が普通の映画の観賞姿勢を喪失してしまっていて、なにがなにやら解らなくなっている感はあるが。登場人物数を余り絞り込んでいない、当時のボディカウントタイプのスラッシャームーヴィとしてはそれなりに個々のキャラクターの描き分けはできているような気がする。少なくとも『13日の金曜日 完結編』ぐらいには。
「それがおまえのキャラ描写力の基準なのかよ!」という裡なる叫びには積極的に耳を塞ぐとして。

 (∩゚д゚)アーアーアー聞こえなーい

 ともあれ最大の見どころは筏に乗って近づいてきた5人のティーンエイジャー達を、カヌーに潜んでいたバンボロクロプシーが一気呵成に瞬殺する場面。植木鋏のブレイドが翻り、喉元を抉り、指が素っ飛び、額を掻き切る。ゴアの魔術師サヴィーニ導師の手腕が遺憾なく発揮された素敵なシークエンスだ。

 ところで気になるのはラスト付近で、行方不明になっていた女の子の屍体が廃虚で発見されるくだりがあるのだが。
 その屍体ショットを撮っていなかったのか、使用されるカットは劇中その子が殺害されたシーンを静止させて加工したもの(殺害シーンでは周囲に森林が映り込んでいるが、当該カットでは人物以外の背景を黒く塗り潰している)なのだ。
 なんというか、こんなのなら、いっそない方が余程マシというぐらいに違和感ありまくりの処理になっていたのが興味深い。当該パートのコメンタリーを聞いても暮逆のチープなヒアリング能力では、ちょっと事情が呑み込めなかったし、そのことについて言及しているかも実は正確には理解できなかったのだが。

 結論としては……この類いのスラッシャームーヴィの愉しみ方とは、つまりプロットの妙などは措いて、大半を占める日常シーンでティーン達を活き活きと描き、不穏な影が近づいてきたパートでは(フェイクを含めて)それなりにハラハラ☆ドキドキさせ、そして御褒美のように与えられる、ほんのちょっぴりの残虐シーンにおける特殊メイクの妙味を味わう。
 そうじゃないだろうか。
 そういう意味では、なかなか堪能したといえようか。短いスパンで2回観てしまったし。

 しかし全身焼け爛れた重度の身体障害者を殺人鬼として完全に狂人の悪者扱いしている本作品……果たして自称〈道徳家〉の御立派な人権団体様どもが幅を利かす現在の世情で邦盤DVD化は実現するだろうか。
 本邦紹介はほとんど絶望視されていたリメイク版『サランドラ』こと『ヒルズ・ハヴ・アイズ』も公開されたのならば大丈夫そうだが、あれは〈核汚染〉という免罪符的なキーワードがあったからなぁ。



  ∧ ∧ ∩
 ( ´∀`)/ バンボロサイコー!!!!!
⊂    ノ
 (つ ノ
  (ノ
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