(ヽ´ω`)さて、ぼちぼち2007年〈血みどろムーヴィ大賞〉の発表と参りましょうかね。
今年は上半期にパッとした作品がなくて「こりゃアワードどころかノミネートでも10本選出できないんじゃないか?」と本気で危惧していたものだが、涼しくなる頃に怒濤のように佳作が滑り込んできて、なんとか年間トータルでの帳尻は合ったんじゃないかと。
ちなみにランキングはそのまま上位評価的なものになってるはず。

1.『プラネット・テラー in グラインドハウス』(監督:ロバート・ロドリゲス)
良い意味での優れたB級感覚が横溢した傑作。思わず引っ繰り返るような莫迦格好良いショットを撮らせたらロドリゲスはネ申。

2.『スパイダーマン3』(監督:サム・ライミ)
ハリウッドエンターテインメントとしては申し分のない超大作。だけど続編はサム・ライミ以外の誰かを希望。
ライミにはそろそろ『死霊のはらわた』の続編を取らせてやって欲しい。

3.『300 <スリーハンドレッド>』(監督:ザック・スナイダー)
『ドーン・オブ・ザ・デッド』の監督の新作なんで一応チェックしとくか、ぐらいの気軽さで観たら、これは思わぬ伏兵だった。ヴァイオレントな映像表現に間違いなく新風を吹き込んでいる。

4.『パンズ・ラビリンス』(監督:ギレルモ・デル・トロ)
ファンタシーテイストではあるんだが通底するグルーミィなアトモスフィアと切なすぎるラストが好印象。最近で一番泣いた映画だわ。
(´;ω;)ブワッ

5.『ゴーストライダー』(監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン)
敵キャラが弱すぎることによるカタルシスの欠如など瑕疵は多いが、格好良すぎるゴーストライダーの造形とニコラス・ケイジの豊富な前髪に注目が集まる。

6.『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(監督:石井輝男)
明らかに今年の映画ではないが初見のインパクトが絶大だったため。最近では二番目に泣いた映画だわ。
(´;ω;)ブワッ

7.『龍が如く 劇場版』(監督:三池崇史)
近年は『太陽の傷』が手堅い社会派作風で『46億年の恋』があんな実験的な感じだったため正直どうなることかと危惧していたが、これは久々に三池監督らしいストレートなケレン味(?)が利いた良作。原作のゲームをプレイしてない輩にはなにがなにやらほとんど解らないであろうシナリオの無茶さ加減もいいし、北村一輝と岸谷五郎のキャラ再現度は異常。
今後の製作予定に控えている『ヤッターマン』とか『大魔神』もいいけど、ここはひとつ『丑三つの村』を映倫通さずガチでリメイクとかしでかして欲しいな。

8.『トランスフォーマー』(監督:マイケル・ベイ)
別にストーリーとか大したことないんだが、トレーラートラックや乗用車がメキョメキョォッとよく解らない仕組みで変形して巨大ロボットとなり、人間を巻き込みながらビル街で激しく戦闘する映像体験が眼福だった。これが作れるなら『ゲッターロボ』も実写化可能だな。
というか北極の氷塊に没したメガトロンを発見するシーンが『デビルマン』を彷彿させた。もうハリウッドで『デビルマン』が製作される可能性はほとんどないだろうから、だったら『魔王ダンテ』を実写にして欲しいところだが如何せん『デビルマン』に比して知名度が低すぎるか。

9.『DOA/デッド・オア・アライブ』(監督:コーリー・ユン)
映画版『チャーリーズ・エンジェル』のような莫迦っぽい狂騒をとても嬉しく感じた。なにやらあちこちで駄作認定されているが暮逆は別に原作ゲームに思い入れもないので問題なし。

10.『HALLOWEEN』(監督:ロブ・ゾンビ)
むしろ静的ですらあったオリジナルを凄まじいヴァイオレンスでやり過ぎワロタというほどにアレンジしており、良くも悪くもインパクト絶大。しかし、どうせリメイクするならこのぐらいやってくれなくちゃ意味がないだろうと。
†
(ヽ´ω`)で、以下は惜しくもランクインを逃したノミネート作品ね。
『デス・プルーフ in グラインドハウス』(監督:クエンティン・タランティーノ)
もちろん嫌いじゃないんだけど、なんというか一部の女優さんたちが演技を自分なりに咀嚼できてなくて、撮影中にタランティーノが例の変なテンションで演技指導してる姿がそのまま透けて見えてたのに、なんとなく辟易したからランクインはせず。
しかし『DOA/デッド・オア・アライブ』入れて、これを外してしまう評価スタンスはどうかと思うが、そういうところも含めて《血みどろ番外地》っぽくていいんじゃねwwwww
『探偵物語』(監督:三池崇史)
ぎりぎりで『HALLOWEEN』が滑り込んでこなければランクインしていたのだが三池作品は『龍が如く』を入れたので、こちらは自重。
正直なところ、ストーリーやシナリオは2時間サスペンスドラマに毛が生えた程度、と云って悪ければ、せいぜいVシネマレヴェルのサイコサスペンスだが「そんなこと脚本に絶対書いてないだろッ!」というぐらいの暴走した演出が産みだすものによって、とても観賞価値のある作品になってしまっているのが、さすがの〈三池マジック〉というべきか。
また『IZO』ではテンパった演技中心だった中山一也が見せる飄々とした佇まいが、作品に独特の魅力を吹き込んでいるようである。
『ホステル2』(監督:イーライ・ロス)
普通にスリラーとして愉しめる分、前作のようなインパクトには欠けたか。しかし監督としての力量は確実に成長しているようなので今後も期待していきたいところ。
『ハンニバル・ライジング』(監督:ピーター・ウェーバー)
これは文芸崩れのオシャレ映画になってたら嫌だなあと思ってたら、なんとも直球の復讐譚だったのが嬉しい。ここに羅列している中で、この監督とコーリー・ユンはまったくノーチェックだったが、今後はどうかな。
『プレステージ』(監督:クリストファー・ノーラン)
仁義なき奇術合戦。やられたらやりかえせ! ノーラン監督は今後も期待できる成長株だな。
『アポカリプト』(監督:メル・ギブソン)
《血みどろ番外地》的にはメル・ギブソンはもう「アホみたいに高額な出演料を掻っ剥ぐ、フェティシズム性癖を持つカトリック至上主義者」というマイナスヴェクトルの認識しかなかったのだが、実はこれほどに監督としての力量があったとは『マッドマックス』以来メルギブちゃんのことを見直したわ。『サイン』でのほとんど噴飯ものの出演料も、この映画を撮るためだったというのならば納得するよ。
『ブラック・ダリア』(監督:ブライアン・デ・パルマ)
人物錯綜しすぎワロタwwwww
というかエルロイとデ・パルマの組み合わせだったら、もっと凄まじいものになるんじゃないかと期待してたんだが。
(ヽ´ω`)今年もまた愉快な映画を、たっぷり観たいですな。
今年は上半期にパッとした作品がなくて「こりゃアワードどころかノミネートでも10本選出できないんじゃないか?」と本気で危惧していたものだが、涼しくなる頃に怒濤のように佳作が滑り込んできて、なんとか年間トータルでの帳尻は合ったんじゃないかと。
ちなみにランキングはそのまま上位評価的なものになってるはず。

1.『プラネット・テラー in グラインドハウス』(監督:ロバート・ロドリゲス)
良い意味での優れたB級感覚が横溢した傑作。思わず引っ繰り返るような莫迦格好良いショットを撮らせたらロドリゲスはネ申。

2.『スパイダーマン3』(監督:サム・ライミ)
ハリウッドエンターテインメントとしては申し分のない超大作。だけど続編はサム・ライミ以外の誰かを希望。
ライミにはそろそろ『死霊のはらわた』の続編を取らせてやって欲しい。

3.『300 <スリーハンドレッド>』(監督:ザック・スナイダー)
『ドーン・オブ・ザ・デッド』の監督の新作なんで一応チェックしとくか、ぐらいの気軽さで観たら、これは思わぬ伏兵だった。ヴァイオレントな映像表現に間違いなく新風を吹き込んでいる。

4.『パンズ・ラビリンス』(監督:ギレルモ・デル・トロ)
ファンタシーテイストではあるんだが通底するグルーミィなアトモスフィアと切なすぎるラストが好印象。最近で一番泣いた映画だわ。
(´;ω;)ブワッ

5.『ゴーストライダー』(監督:マーク・スティーヴン・ジョンソン)
敵キャラが弱すぎることによるカタルシスの欠如など瑕疵は多いが、格好良すぎるゴーストライダーの造形とニコラス・ケイジの豊富な前髪に注目が集まる。

6.『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(監督:石井輝男)
明らかに今年の映画ではないが初見のインパクトが絶大だったため。最近では二番目に泣いた映画だわ。
(´;ω;)ブワッ

7.『龍が如く 劇場版』(監督:三池崇史)
近年は『太陽の傷』が手堅い社会派作風で『46億年の恋』があんな実験的な感じだったため正直どうなることかと危惧していたが、これは久々に三池監督らしいストレートなケレン味(?)が利いた良作。原作のゲームをプレイしてない輩にはなにがなにやらほとんど解らないであろうシナリオの無茶さ加減もいいし、北村一輝と岸谷五郎のキャラ再現度は異常。
今後の製作予定に控えている『ヤッターマン』とか『大魔神』もいいけど、ここはひとつ『丑三つの村』を映倫通さずガチでリメイクとかしでかして欲しいな。

8.『トランスフォーマー』(監督:マイケル・ベイ)
別にストーリーとか大したことないんだが、トレーラートラックや乗用車がメキョメキョォッとよく解らない仕組みで変形して巨大ロボットとなり、人間を巻き込みながらビル街で激しく戦闘する映像体験が眼福だった。これが作れるなら『ゲッターロボ』も実写化可能だな。
というか北極の氷塊に没したメガトロンを発見するシーンが『デビルマン』を彷彿させた。もうハリウッドで『デビルマン』が製作される可能性はほとんどないだろうから、だったら『魔王ダンテ』を実写にして欲しいところだが如何せん『デビルマン』に比して知名度が低すぎるか。

9.『DOA/デッド・オア・アライブ』(監督:コーリー・ユン)
映画版『チャーリーズ・エンジェル』のような莫迦っぽい狂騒をとても嬉しく感じた。なにやらあちこちで駄作認定されているが暮逆は別に原作ゲームに思い入れもないので問題なし。

10.『HALLOWEEN』(監督:ロブ・ゾンビ)
むしろ静的ですらあったオリジナルを凄まじいヴァイオレンスでやり過ぎワロタというほどにアレンジしており、良くも悪くもインパクト絶大。しかし、どうせリメイクするならこのぐらいやってくれなくちゃ意味がないだろうと。
†
(ヽ´ω`)で、以下は惜しくもランクインを逃したノミネート作品ね。
『デス・プルーフ in グラインドハウス』(監督:クエンティン・タランティーノ)
もちろん嫌いじゃないんだけど、なんというか一部の女優さんたちが演技を自分なりに咀嚼できてなくて、撮影中にタランティーノが例の変なテンションで演技指導してる姿がそのまま透けて見えてたのに、なんとなく辟易したからランクインはせず。
しかし『DOA/デッド・オア・アライブ』入れて、これを外してしまう評価スタンスはどうかと思うが、そういうところも含めて《血みどろ番外地》っぽくていいんじゃねwwwww
『探偵物語』(監督:三池崇史)
ぎりぎりで『HALLOWEEN』が滑り込んでこなければランクインしていたのだが三池作品は『龍が如く』を入れたので、こちらは自重。
正直なところ、ストーリーやシナリオは2時間サスペンスドラマに毛が生えた程度、と云って悪ければ、せいぜいVシネマレヴェルのサイコサスペンスだが「そんなこと脚本に絶対書いてないだろッ!」というぐらいの暴走した演出が産みだすものによって、とても観賞価値のある作品になってしまっているのが、さすがの〈三池マジック〉というべきか。
また『IZO』ではテンパった演技中心だった中山一也が見せる飄々とした佇まいが、作品に独特の魅力を吹き込んでいるようである。
『ホステル2』(監督:イーライ・ロス)
普通にスリラーとして愉しめる分、前作のようなインパクトには欠けたか。しかし監督としての力量は確実に成長しているようなので今後も期待していきたいところ。
『ハンニバル・ライジング』(監督:ピーター・ウェーバー)
これは文芸崩れのオシャレ映画になってたら嫌だなあと思ってたら、なんとも直球の復讐譚だったのが嬉しい。ここに羅列している中で、この監督とコーリー・ユンはまったくノーチェックだったが、今後はどうかな。
『プレステージ』(監督:クリストファー・ノーラン)
仁義なき奇術合戦。やられたらやりかえせ! ノーラン監督は今後も期待できる成長株だな。
『アポカリプト』(監督:メル・ギブソン)
《血みどろ番外地》的にはメル・ギブソンはもう「アホみたいに高額な出演料を掻っ剥ぐ、フェティシズム性癖を持つカトリック至上主義者」というマイナスヴェクトルの認識しかなかったのだが、実はこれほどに監督としての力量があったとは『マッドマックス』以来メルギブちゃんのことを見直したわ。『サイン』でのほとんど噴飯ものの出演料も、この映画を撮るためだったというのならば納得するよ。
『ブラック・ダリア』(監督:ブライアン・デ・パルマ)
人物錯綜しすぎワロタwwwww
というかエルロイとデ・パルマの組み合わせだったら、もっと凄まじいものになるんじゃないかと期待してたんだが。
(ヽ´ω`)今年もまた愉快な映画を、たっぷり観たいですな。
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