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片腕マシンガール キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!!!!
血みどろムーヴィ / kuresaka


『片腕マシンガール』
(THE MACHINE GIRL 2007)


(ヽ´ω`)予告トレーラーを観た時点では、いわゆる〈映画偏差値〉の低い俗物が尿を垂れ流しつつ糞便を素手で掴んで壁に塗りたくりながらブヒーブヒー奇声発して狂喜乱舞する要素をてんこ盛りで佃煮になるまで煮染めたような、要するに『キル・ビル Vol.1』終盤の〈青葉屋〉シークエンスだとか『プラネット・テラー』的な血みどろの超B級感覚を、復讐譚ベースのシンプルなストーリー進行に鏤めた、これは如何にも暮逆の大好物そうな作品ではあった。

 ただし、たしか製作費は3千万円ぐらいだとのことで、これじゃTVの2時間ドラマ1本分の半分以下だし、過剰な期待は禁物だなと、わりとフラットな気分で観賞したわけだが。


   *      *
*  最 高 で す   +
     n  ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
     Y      Y   *



 そして観賞前に最大の懸念だった「今どきルーズソックスとか、どうなのよ?」という点だが、これはDVDパッケージや先行ポスターのみのデザインで、本編中ではしかと〈濃紺ハイソックス〉になっているので御安心召されい。
 あと多分ヴィデオ撮りなんで画面クオリティがVシネマ並みだが、自宅のTVモニターで観るには問題のないレヴェルかと。それに観ているうちに画質がどうこうとか、どうでも良くなってくるんで。


(ヽ´ω`)じゃあ軽く粗筋から。
 ヒュウガ・アミとユウの姉弟は、両親が殺人の嫌疑をかけられて自殺しており、現在は二人きりで仲睦まじく高校生活を送っていた。
 しかしユウはもう一人のクラスメイトとともに、ヤクザの息子をリーダー格とするイジメグループの被害に遭っていたのだ。あるとき暴行がエスカレートして、ユウとクラスメイトは転落死。そして事件は自殺として速やかに処理されることに。

 ユウがノートに書き残していた「殺したいやつリスト」に名前のあった生徒の家にユウの遺影を携えて押しかけるアミだったが、おりしも朝から天ぷらで食事中。
 この一家は代々警察官の家系であり、アミの主張など歯牙にもかけないどころか、逆に家長はゴルフクラブで殴りかかってきた。この騒動のうちにアミは左手に衣をつけられたうえに高温の油で揚げられ、腕を天ぷらにされてしまう(ちょっと訳が解らないかも知れないが実際にそうなる)。
 一旦は退くも夜になって再び同家に忍び込んだアミは息子の首を鎌で切断。さらに腕を天ぷらにされた恨みで奥さんの後頭部に包丁を突き刺し、口から刃物の先端が飛び出るというルチオ・フルチ『墓地裏の家』オマージュで殺害。あと、どうやら口腔から臓物を吐き戻しているようで『地獄の門』的でもあるが、やや描写が雑ではっきりしなかった。
 で、入浴中の警察官パパが「リンス取ってくれーい」と呼びかけたところに「旦那さん……変わったリンスでもいいですか」と息子の首無し屍体を抱えたアミが風呂場に闖入して、首の切断面から噴出する血飛沫のリンスを浴びせかけるという、これはちょっとアタマ大丈夫かという展開に。

「あたしは鬼だっ……! 鬼になってやった……」
「ユウの仇を一人残らず斃すまで……あたしは鬼畜であり続けるっ……!」
 と疾走しながら狂笑するアミのモノローグ。
 なかなか格好いいシーンだが、このシーンに限らず、そのときの人物の心情や現況を台詞として喋らせると説明っぽくなり、良くも悪くも、たちまちB級臭が濃厚になるということが良く解る。

 さて忍者〈ハットリ・ハンゾー〉の血を引くヤクザ一家は、粗相をした板前の指を詰めて握り寿司にしたうえで本人に食わせるという、これまたクレイジーな人たちの集団だ。単身殴り込んだアミだったが返り討ちに遭い監禁され、火傷していた左腕を切り落とされる羽目に。

 見張りの隙をついて遁走し、ふらふら彷徨っていたところに辿り着いたのは、ユウと同じくイジメを受けて殺されたクラスメイトの実家である自動車修理工場だった。そこで息子を失った夫婦らとの軋轢を経て、結局は彼らもアミの復讐に手を貸すことに。
 レディース上がりの奥さんミキはアミに特訓を施しつつ、夫は失った左腕に取りつけるマシンガン(外見は回転しないガトリングガンだが劇中で“マシンガン”と云い切っている)の製作に余念がない。

 そもそも場末の町工場の店主に銃器、しかも弾丸までも作製が可能なのかとか(あまつさえ店主は“医者の息子”でもあるという設定で、アミの負傷を手際よく処置してみせる)設定上は親子ぐらい年齢が離れているはずのアミとミキが同じくらいの年代に見えるとか、そういう瑣末なリアリティに拘泥する輩には明らかに向かないタイプの映画ではあるね。

 一方、アミの行方を追うヤクザ一家はアミの学校の大親友宅を襲撃。匿っているのではないかと問い詰めるが無論、彼女は与り知る由もない。そして口封じのために殺害されたうえに屍姦されるも、その事実をアミが知るシーンはないのでエモーションの起爆には繋がらず、ただただ殺され損の傍流エピソードである。

 さてさて、遂に待望のマシンガンが完成したそのとき、ヤクザ一家の送り込んできた刺客(赤ジャージに頭巾の少年忍者たち)が修理工場に乱入、店主の身体は手裏剣で分断されてしまう。
 宙に放られたマシンガンを装着する『キャプテン・スーパーマーケット』リスペクトなカットでタイトルロールである《片腕マシンガール》が誕生するまでに、さて実に1時間以上経っているが、ここからはもう怒濤の殺戮劇が濃密に展開していくのだった……とまあ、この類いの感覚を嗜好する好事家には堪えられない作品ですな。

 とにかく必要以上に悪趣味で、でたらめに人が死んでは肉体が損壊され鮮血が迸り、ときに悲愴ながらも、通底するムードはやはりどこか莫迦莫迦しいという、故意に〈B級〉であることを狙ったうえでの、正統な〈スプラッタームーヴィ〉である。
 残虐シークエンスは多々あれど、予算の関係もあろうが意図的にプロップがチープ(と云って悪ければキッチュ)なので陰惨な印象はほとんどない。
 また有名なホラー作品にオマージュを捧げたかのようなシーンが散見できるが、しかし、どれもオリジナルのクオリティにまったく及んでいないのは御愛嬌といったところか。
 演技というか演出はときに紋切り型どころか、ほとんど〈記号的〉ですらあるが(殊にアミとミキが確執から和解に至る一連のシークエンスなど)それでも最悪にクレイジーで憎めない作品ではある。


(ヽ´ω`)で……この作品の特殊効果を担当した御仁が撮ったという『東京残酷警察 TOKYO GORE POLICE』も期待大ですな。

『TOKYO GORE POLICE』トレーラー


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