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(^ρ^)ノ サムライミ久々のホラーおもしろ杉ワロタwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
 

『スペル』

(DRAG ME TO HELL 2009)



 (^ρ^)ノ 最近は『スパイダーマン』シリーズにかまけていたサム・ライミ監督が久々に撮ったオリジナル作品ですな。


 とはいえ、それ以前は やきう(笑)というモティーフに暮逆的にはまったく興味を見いだせなかった普通のドラマ『ラヴ・オブ・ザ・ゲーム』だの、“劣化版コーエン兄弟”ともいうべき地味で退屈なスリラー『シンプル・プラン』だの、なにかしらスーパーナチュラル絡みだったもののキアヌ兄貴の悪役っぷり以外は内容をほとんど思いだせない『ギフト』だとかいったショボーン作品ばかり続いていたので、正直なところ あんまり期待していなかったのだが。



 じゃあ、まずは粗筋的なものでも。

 地方銀行のローン担当として勤務しているクリスティーン。献身的な恋人にも恵まれ、彼女の前途には洋々たる未来が開けているかに思えた。

 しかし。

 ある日、クリスティーンのデスクを訪れた見すぼらしい出で立ちのジプシーっぽい老婆が、通算3度目の不動産ローンの延長を願いでてきた。

 クリスティーンは部署内で次期アシスタントマネージャーの候補と目されており、同ポストを狙う同僚のアジアンづらしたハゲ猿に負けてなるものかと、やや不本意ながらも支店長の言に従ってババァの申請を冷酷に拒絶。

「ちょwwwお願いだおwwwwwお願いだおwwwwwww」とひざまずいて鼻水こすりつけながら懇願するババァに辟易したクリスティーンは店内の警備員を呼びつける。するとババァは途端に「アテクシが頭さげてんのに恥掻かせてんじゃあねえぞこのメス豚ゴルアァァァァーーー!」と大変なテンションで逆ギレし、罵詈雑言と粘液的ななにかを吐き散らしながら、例の有名な〈捕らえられた宇宙人〉みたいな態で引きずられていくのであった。


 その夜……帰宅しようとしたクリスティーンを、地下駐車場で待ち伏せしていたジプシーババァが襲撃。車内での文字通り息詰まるようなマジキチ格闘の果てに、ババァは呪詛の言葉とともになにかしらの呪いらしきものをクリスティーンに施したのだった。

 爾来、奇妙な幻覚に悩まされるようになったクリスティーンが占い師の元を訪れたところ、ガチで洒落にならない呪いがかけられていると告げられる。それは黒山羊の姿で顕れる〈ラミア〉と呼ばれる悪霊で、呪われた者は本人にしか体感できない怪奇現象に苦しめられた挙句、3日後には本物の地獄へと引きずり込まれてしまうのだと。


 かくして、かけられた呪いを祓わんべく、クリスティーンにとって人生最悪の3日間が幕を開けたのれすギエピーーーーーwwwwww てな感じ。



(;^ω^)これはっ……!

 まさしく『死霊のはらわた』シリーズや『XYZマーダーズ』『ダークマン』辺りに横溢していた“サム・ライミ節”ともいうべき初期のテイストが復活していて、往年のホラーファンもご機嫌に愉しめる佳作だわwwwww


 ヒロインのクリスティーンは元々は農場出身の田舎娘で、かつては「エロぽっちゃりってレヴェルじゃねえぞ!」ってぐらい太っていたうえに母親がアル中だとかいった負のバックボーンを絡めつつ、都会に馴染もうと訛りを直す努力をしてたりと、ぱっと見た目はそんなに可愛くないんだけど、それでも観客の共感を呼ぶようなバランス良いキャラクターに仕立ててあるのが好印象。


 それなりにスケアリーなイメージは頻出するもののレイティングが〈PG-13〉なんで、ショックシーンはあれどもゴア描写や残虐表現はないが、ブルーレイには〈劇場公開版〉と〈アンレイテッド ディレクターズカット版〉が併せて収録されており、今回観た〈アンレイテッド版〉では、まさしく「鼻血ブー」と称する他ない、ちょっと可笑しいほどのシークエンスがあってクソワロタわwwwwwww


 呪いから逃れようといろいろと手を尽くしては右往左往するというだけのシンプルな基本プロットながら、それらの様がダレることなく、しかもコミカルさを忘れない“ライミ節”で丁寧に演出されていて一気にラストまで引き込まれてしまった次第。

 ただ、ちょっと伏線の張り方が解りやすすぎてクライマックス前にオチが読めてしまうという嫌いはあったがね。




 (^ρ^)ノ 恋人役の優男どっかで見た甘いツラだなぁと思って調べたら『ジーパーズ・クリーパーズ』の弟や『ダイハード4』のスーパーハカーでしたわwwwww

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(^ρ^)ノ 口唇口蓋裂ワロタwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
  

『ファンハウス 惨劇の館』

(THE FUNHOUSE 1981)



 (^ρ^)ノ 『悪魔のいけぬまいけにえ』のトビー・フーパー監督が送るグルーミィなスラッシャーホラーが、まさかの国内盤DVD化と相成ったようですな。


 この作品が大好きな暮逆は無論すでに北米盤で所持しているのだが、諸々の理由で日本でのDVD化は絶望的だろうなぁと思っていた。

 その詳細は後述するとして、とりあえず粗筋的なものを。



 わりと箱入り娘っぽく育てられたエイミー嬢は、ある晩ダブルデートで町のカーニヴァルへとでかけることになっていた。

 連れていってもらえないのが面白くない弟のジョーイは、のっけから『ハロウィーン』と『サイコ』へのオマージュあふれる、ショック要素の利いたイタズラが過ぎてエイミーを激怒させてしまう。

 さて、心配性の両親をごまかしつつ、ともかくカーニヴァルへ。

 エイミーのお相手はGS勤務のマッチョな底辺DQNのバズ。そしてメガネのお調子者リッチーと、ややビッチテイストなリズのカップルと同伴だ。


 で、カーニヴァルの出し物を見ていくうちにテンションの上がってきた一行は肝試しとして〈お化け屋敷――ファンハウス〉の内部に潜んで夜を明かそうぜ、と露骨な死亡フラグを実行に移すのだった。

 とりあえず奇跡の草を嗜んで、いわゆる卍LINE的なピースな愛のバイブスをキメていたところ、床下の部屋に人の気配が。

 この〈ファンハウス〉ではフランケンシュタインの怪物のマスクを被った大男がスタッフとして従事しているのだが、そいつが占いのババアを伴ってやってきたのだ。どうやら、金銭と引き換えになにやら性的な行為を施していただくということらしい。

 当然、本番を期待していたマスクの男だったが、占いババアに手コキで処理されて早々に果ててしまった。まがりなりにも一発抜かれて賢者タイムが訪れた男は「おかしいだろ……常識的に考えて」とババアに身振り手振りで返金を要求するも「取引きは取引きさねwww」と突っぱねられて覿面に激昂。いきなりババアの首を締め上げると存外な怪力で頚椎骨折させ殺害してしまうのだった。


  その一部始終を床板越しに目撃していたエイミーらは、かなり気まずい雰囲気に。こりゃとても肝試しなんかやってる場合じゃないってんで〈ファンハウス〉か ら引き上げることに。とにかく出口を探している最中、調子こきメガネのリッチーは「あのババアが本当に死んでるのか確かめてくる」と件の部屋へ。

 やがて一行はこの〈ファンハウス〉は厳重に施錠されており容易に抜け出せる出口がないと知るのだった。


 そうこうしているうちに床下部屋ではマスクの男がオーナー的な男を伴っていた。どうやら二人は親子のようだ。

 しかし占いババアの屍体を目の当たりにしても、妙に落ちついている親父だった。「おまえ身内はダメだと云ったろ」と論点がずれている。どうもマスクのイカレ息子はこれまでにもカーニヴァルの客を暴行しては殺害したりという悪行を繰り返してきているらしい。

  息子が占いババアに金を払って性欲処理しようとしたことについて親父は「マダム・ゾーラ相手に100ドルとかwww ねーよwwwww 15ドルでテントの女 が買えるしwwwww 情弱乙www」と金銭価値を理解できないことに苦笑。しかし売上金を入れた手提げ金庫から、ごっそり現金が無くなっていることに気 づいた親父は烈火のごとく憤る。

 なんと「どーせ、すぐ逃げるしwww」とメガネ野郎リッチーが紙幣をごっそり頂いていたのだ。

 親父に厳しく叱責され半狂乱になったイカレ息子が、被っていたフランケンシュタインのモンスターマスクを引き破った。その下から現れたのは、世にも醜悪に変形した異様な面相っ……!

 そして、金をくすねた連中が天井裏に潜んでいることに気づいた親父は、殺人の目撃者たちを生かして帰すわけにはいかんとばかりに、いそいそと殺戮の準備を始めるのであった……って、こういう陰惨なプロットは無条件で大好きだね暮逆は。




  まず前半の40分近くを費やして、見世物小屋やマジックショー、占いの館にストリップなどといったカーニヴァルの出し物をひとつひとつ丹念に描写していく のだが、それを退屈や冗長と断じてしまうか否かで、作品の判断が分かれるところだろう。これらの一見無駄とも思われる布石が、カーニヴァルという特殊空間 の猥雑な雰囲気を醸成することに繋がり、ひいては全体のトーンをグルーミィに仕立てるのに効果を上げているように思うのだが。


  ちなみに今回のトピックを書くに当たって色々と調べていたら、ボックス内に閉じ込めた美女の胸元に杭を打ち込むという残酷マジックショーのステージに立っ ていた白塗り奇術師を『ファントム・オブ・パラダイス』や『悪魔のシスター』最近では『ブラック・ダリア』に出演していたデ・パルマ人脈の怪優ウィリア ム・フィンレイが演じていたと知ったのが、ちょっとしたサプライズ。



  という次第で畢竟4人の男女が血祭りに上げられるわけだが、ほぼ同時期に製作された『13日の金曜日』に端を発する一連のスラッシャーホラー(具体的にタ イトルを挙げるならば『バーニング』『ローズマリー』『マニアック』『血のヴァレンタイン』などなど)が殺人シーンや屍体などを露悪的に誇示していたこと とは対照的に、実は惨殺シーンの見どころなど、まったくといっていいほどない本作なのだった。


 では、なにが魅力かといえば「殺人鬼の設定と造形」……これに尽きる。

 このマジキチ息子はまともに会話もできず、明らかにぱしへろんだす知的障害があるうえに、顔面がグロテスクに変形しているチャレンジド身体障害者でもあり、あまっさえ激情と欲望のままに殺人を犯す殺人鬼であるという、負のトリプルコンボだからだ。


 で、その殺人鬼息子の顔貌だが、国内盤DVDのパッケージではおとなしめにアレンジしてあるものの、実際に劇中で登場するそれはかなりフリーキィでモンスター的なのだ。


 


 あまりに現実離れした造形ゆえに「こんなやつありえねーしwww情弱乙wwwww」と笑い飛ばせる範疇だと、数年前までは暮逆もそう思っていた。

 これは以前にどこかで語ったような気もするが、せっかくの機会だし、また触れてみよう。

 胎児期に頭蓋骨の左右の接合が巧くいかなかった場合に生じる〈口唇口蓋裂〉いわゆる〈兎口――みつくち〉という実際の奇形症状があり、その重度のものになると以下のような感じになるらしいのだ。


 



 ※その他の参考画像



 こうやって画像を並べてみると、分断された鼻梁が開いている辺りの造形なんかを見るにつけ、このフリークス殺人鬼をデザインした制作サイドの念頭に〈重度の口唇口蓋裂〉というイメージがあったのは明らかだろう。

 本国では10年前にとっくにDVD化されていた本作が、なかなか国内リリースされなかったのは、そういう差別意識に繋がるという配慮によるものかしら、と思っていたのだが違ったのか。


 もちろん暮逆的には別に構わないどころか、現実の障害を一種のホラーアイコンにまで昇華させたそのダークなイマジネーションとクリエイティヴィティを賛美したいぐらいだが、こういう事実を嗅ぎつけたときに、人糞人権にたかる糞蝿みたいなクソ利権団体の連中がなにか見当違いな因縁を吹っかけてくるんじゃあないかという懸念がないでもないのだった。



(ヽ´ω`)しかし、それを云えば、そもそもかの〈ジェイソン〉さんも水頭症の児童をモデルにした奇形+精神遅滞か。





 (^ρ^)ノ ちゃれんじどwwwwwww

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(^ρ^)ノ グラインドハウスのフェイクトレーラーwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
 (^ρ^)ノ そういやロブ・ゾンビで思いだしたが結局『デス・プルーフ』と『プラネット・テラー』の併映ヴァージョン『GRINDHOUSE』を観ていないので、合間のフェイクトレーラーを未見だったわwww


『GRINDHOUSE - all 4 fake movie trailers』


『マチェーテ』(Machete)
 監督:ロバート・ロドリゲス

『ナチ親衛隊の狼女』(Werewolf Women of the SS)
 監督:ロブ・ゾンビ

『Don't/ドント』(Don't)
 監督:エドガー・ライト

『感謝祭』(Thanksgiving)
 監督:イーライ・ロス
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(^ρ^)ノ キアヌ兄貴のコンニチワでキムチ野郎火病wwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
フェイク シティ ある男のルール [Blu-ray]
『フェイク シティ ある男のルール』
(STREET KINGS 2008)


 (^ρ^)ノ ジェームズ・エルロイの書き下ろした原案・脚本にキアヌ・リーヴス主演……という触れ込みで紹介されるべき作品だろうが、あえて《血みどろ番外地》的に注目したいのは共同脚本でクレジットされているカート・ウィマー。
 『リベリオン』『ウルトラヴァイオレット』といった自身の監督作品はケレン味の利いた独特の演出が好ましいストレンジなSFアクションだが、脚本のみを手がけることも多々あるようで、リアルなコップものもイケるということか。


 さてキアヌさん演じるLAPDの刑事トム・ラドロー兄貴は任務遂行のためには囮捜査や騙し打ちといった卑怯な手段も辞さず、売人やゴロツキらを連中をも上回る暴力でもって従わせる無茶助さんで、あまっさえアル中のマジキチ暴れん坊刑事。
 容疑者を電話帳でバスンバスン容赦なく殴りつけて吐かせる(このシーンがまたガチで痛そうでパねぇwww)ところから《フォーンブック・トム》の異名で怖れられており目下、韓国人双子姉妹の行方不明事件を追っているところだった。
 ちんぴらキムチ野郎に、わざと「コンニチワ☆」と敵対国の日本語を微妙なイントネーションで喋りかけ謝罪と賠償を要求するニダ覿面に火病らせるという身体を張った囮捜査の甲斐あって連中のアジトを発見。問答無用で屋内に飛び込むと無防備な連中の不意を突いて次々と射殺し、性奴隷として監禁され行為の模様をネット配信されていた双子姉妹の救出に成功する。

 そんな事件解決の功績で直属のボスが昇格し、めでたいこと夥しいパーティの席上で、かつては特捜班の相棒だった黒人警官ワシントンが自分のことを内部調査部の連中に垂れ込んでいるという噂を耳にした。
 その場はなんとか堪えたものの、やはり憤懣やる方ないラドロー兄貴は後日ワシントンの跡をつけてスーパーマーケットへ。ボコ殴りして顎でも砕いてやらんと収まらんわい、とばかりに拳に革ベルトをば巻きつけて、今まさに襲撃しようとしたそのとき、店内に乱入してくる二人組の武装強盗たち。マシンガンをぶっ放した連中はワシントンを昨今あまりお目にかかれないぐらいのブルータルな勢いで瞬く間に蜂の巣に。しかも応戦の際に撃ったラドロー兄貴の弾丸がワシントンに被弾してしまったりしてマズいことに。

 身辺でTHE 虎舞竜トラブル続きの高橋ジョージラドロー兄貴だけに、内部調査部は兄貴が復讐のためにワシントン殺害の襲撃犯を雇ったというストーリーをでっちあげてくるに違いないし、そうすれば上司の昇進も反故になってしまう。そんな特捜班同僚のサジェストに従ってマーケットの監視キャメラの録画ディスクをパクって証拠を隠滅することとなった。
 しかし、なんとも収まりのつかないラドロー兄貴は不祥事揉み消しに一枚噛まされた正義感の強い若手刑事のディスカント(通称ディスコってのがいいねwww)を相棒に、独自に襲撃犯を探しだそうと捜査に乗りだしたのだった……という粗筋で多分大きくは間違ってないんじゃないかと思う。


 正直なところ暮逆はこの手のリアリズム傾向の警察関連クライムものには食わず嫌いの苦手意識が少々ある。押収した麻薬を横流しする汚職警官に、ギャング顔負けのアウトロー暴力刑事といった、お決まりの〈ノワール〉的人物造形に食傷気味で胸焼けしそうだからだ。あとは、なんといっても〈警察〉という行政機関を舞台にしたものに余り良い印象がないのだ。
 というわけで別に期待値も高くなく観始めたわけだが……そんな暮逆でも、この作品はすごく愉しめた。
 警察云々の部分は要するに単に〈警察〉のバッジをつけた〈やくざ〉として描かれており、陰惨ながらもダイナミズムあふれるヴァイオレンス描写が堪能できる〈ヴァイオレンスムーヴィ〉として観賞できたから。
 あとは編集で相当に物語を絞り込んだらしく、異様にテンポ良くストーリーが展開していくからだろう。J・エルロイの特徴とも云うべき「無駄に錯綜した人物関係」もないではないが、まあ普通に理解できる範疇だし。

 現場に残されたDNAから襲撃犯の身許はあっさり判明。以降は追及に伴う捜査とヴァイオレンスを繰り返してていくうちに、やがて当然というべきか、単純に見えた事件の裏には次第に巨悪の影(笑)がチラついてくるという、そういう意味ではかなり王道の解りやすいプロットではある。
 しかし前述したストーリー展開のテンポの良さと、通底するヴァイオレントなムードが好印象でポイント高め。

 (^ρ^)ノ ということで『トレーニング・デイ』などの脚本を手がけてきたというデヴィッド・エアー監督の前作『バッドタイム』と脚本担当した『S.W.A.T.』も一応調達してきたわいな。

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(^ρ^)ノ ジェイソンさんイケメン杉ワロタwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
13日の金曜日 -FRIDAY THE 13TH- スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]
『13日の金曜日』
(FRIDAY THE 13TH 2009)



 (^ρ^)ノ 低能ティーン向けスラッシャーホラーシリーズの代名詞ともいうべき『13日の金曜日』のリメイクですな。
 監督は『テキサス・チェーンソー』やヒロイックな蛮勇アクション『PATHFINDER』のマーカス・ニスペル。

 昨今は気のせいか海外オーダーの送料が高騰気味で(購入金額の30%近い配送料とかナメてんのかwww)おとなしく国内盤を購入することも多いのだが、どうやら国内で流通するディスクは97min.の劇場公開版らしい。
 しかるに北米盤は106min.の〈KILLER CUT〉と劇場公開版が併せて収録されるということで迷わずこちらを選択。


 さて『13日の金曜日』のリメイクとはいってもシリーズ1〜4作目の要素を巧く絡めつつ纏めたオリジナルストーリーになっとりますな。
 このシリーズ前半部を基盤としたプロット作りは正解……というか、それ以降はある意味〈番外編〉的な5作目/埋葬されていた腐乱死体が雷に打たれて生き返る6作目/超能力少女の思念で湖の底から蘇る7作目/湖底を走る高圧電流のケーブルに感電して復活した後、修学旅行のフェリーに便乗してニューヨークまで渡航してしまう8作目/それまでの流れがなかったことになり〈クリスタルレイク〉近辺に潜んでいたところをFBIの特殊部隊に爆殺され肉体は滅ぶも、その魂に憑依された人間が〈ジェイソン〉となり、後付け設定で急拵えの肉親を復活のため生け贄にするだとかなんとか、かなり混沌とした印象の9作目/冷凍保存されるも400年後に覚醒し、挙句に〈メカジェイソン〉と化して宇宙船内を舞台にお馴染みの惨殺を繰り広げるSFテイストのゴキゲンな10作目/ホラーアイコンとして双璧をなす〈フレッド・クルーガー〉の手駒にされるも、事を思惑通りには運ばせずに散々暴れ狂っては場を引っ掻き回す通算11作目……と、他の要素を盛り込むのはひと苦労といったエピソードばかりなので、この選択は順当と云えよう。


 まずタイトルバックにて、愛息ジェイソンの溺死に因するパメラ・ヴォーヒーズ夫人の逆恨みによる一連のキャンプ指導員殺害と、最後の一人に逆襲されての生首切断(1作目のネタ)更にその様子を目撃していた、なぜか生存しているジェイソン……といった諸々が半ば都市伝説化していることが、自生する大麻草を探しがてら惨劇のあった〈クリスタルレイク〉キャンプ場近辺にテントを張って野営している若者ら御一行によって語られる。
 で、頭部を頭巾で覆った謎の巨漢というかジェイソン氏に彼らが襲撃されるまでが、ちょっと長めのアバンタイトルのプロローグ。
 そして6週間後……先の事件で行方不明になっている妹を探しに来た青年(4作目のネタか)と、仲間の別荘に遊びにきたチャラい若者たちに、ついにトレードマークであるホッケーマスクを手に入れたジェイソン氏が絡んでなんだかんだというか、もちろん殺害されるに他ならないわけだが。


 たとえば眼球や下顎や内臓が飛びでるようなケレン味の利いた人体損壊描写が売りだった『ブラッディ・バレンタイン』と比べると、残虐シーンはおとなしめというかリアリズム偏重の傾向があり、極めて“生真面目”に製作された感があるのだ。
 そのため『テキサス・チェーンソー』でもそうだったが、激しい人体損壊を伴うゴア描写を期待する向きには少々物足りないだろうし、実際に暮逆は「せっかくの『13金』リメイクなんだし、もっとムチャしてもいいんじゃね?」と思わないでもなかった。
 また比較するのも詮ない話だが、リメイク版『ハロウィン』にて描出されていたマイケル・マイヤーズの内面に蟠った暗黒心理に迫るような、ある種ノワール的なヘヴィな方向性でもないという、なんとも特徴のない……といって悪ければ“そつのない”仕上がりとなっている。

 ところで今回、改めて感じたのは、実質サヴァイヴァル生活で生き長らえているジェイソン氏は蛮刀/手斧/アーチェリー/ベアトラップといった得物を扱うスキルに長けているということ。殊に弓矢は走行中のモーターボートを操縦している人物の頭部を一矢で射貫くほどの腕前だ。きっと、これらを活用して普段からウサギ/イタチ/ネズミ/鳥といった野生動物の捕獲に勤しんでいるのであろう。
 ジェイソン氏がアジトに犠牲者の屍体を集めたり、ミイラ化した母親の頭部を祀っていたりする設定は2作目からの引用か。
 思えば、それ以外のエピソードでは定住を持たない流浪のホームレス状態のままで、とにかく出会した連中を殺害してはヒロイン(たまにヒーロー)との攻防で活動停止→続編で活動再開の繰り返しだったしな。

 で……畢竟つまんなくはないんだけど突出あるいは逸脱したところもなく、ただただ「ちゃんと真面目に取り組みました」という模範生的な作品だったかいな。
 それでもまだ『HATCHET/ハチェット』みたいに「80年代スラッシャー大好きだぜっ……!」と作り手の無邪気なファン気質でも垣間見られれば、もっと好印象だったんだろうが、そういうノリでもないしなぁ。

 なにやら苦言ばかり呈してしまったが、せめて、どこかひとつでも心に残るゴアショット(たとえば『完結編』の顔面分断のような)なり、なにか印象的なシーンを提示していてくれていれば、もっと論調もポジティヴだったかも知れないな。
 だからといって無理矢理に誉めるわけでもないが、敢えて述べるのならば森林を中心としたナイトシーンのグルーミィな画面の質感は過去シリーズを含めても随一だと思う。それゆえにこそ、その舞台で展開する惨劇に突出したものが欲しかったわけだが。



 (^ρ^)ノ 〈killer cut〉と〈劇場公開版〉の比較があったんで貼っとくわ。
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(^ρ^)ノ マイブラ3D効果ワロタwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
ブラッディ・バレンタイン 完全版 3Dプレミアム・エディション (初回限定生産) [Blu-ray]
『ブラッディ・バレンタイン 3D』
(MY BLOODY VALENTINE 3-D 2009)



 (^ρ^)ノ 1981年製作のスラッシャーホラー『血のバレンタイン』のリメイクですな。監督はこれまで『ドラキュリア』シリーズ3作を撮ってきたという微妙な立ち位置のパトリック・ルシエ。
 ちなみに暮逆の初購入Blu-rayディスクになったおwwwww
 今後、新規購入のソフトは可能な限りブルーレイにすることにしまんたwwwww

 さてタイトルにもある通り、露骨に〈3D効果〉を売りとして製作された作品だが、劇場公開時はいざ知らず、市販ソフトでは例の赤/緑メガネによるものに。
 過日『13日の金曜日 PART3』の〈3‐D版〉という触れ込みのDVDを観賞したところ、それもやはり赤/緑メガネ仕様だったのだが、立体効果はほとんど感じられない上に映像も二重になってて見づらいこと夥しいだけの代物だったので「赤/緑メガネワロスwww」と全然期待していなかったのに、思いのほか立体効果を体験できて重畳だった。
 鶴嘴の先端が突きだしてくるようなショットよりも、むしろ人物が数列に連なって道を歩いてくるような、なにげないシーンでの遠近感が愉しかったね。

 で……昨今の古典ホラーリメイクだと『オーメン』辺りのオリジナルに忠実だが新たな面白味もないというものや『プロムナイト』みたいにタイトルだけ掲げた別作品に堕してしまったりといったマイナス面ばかりが目立つ仕上がりになりがちだという先入観があるが、そんな風潮の中でも本作は原作の設定や人物関係を巧くアレンジした、なかなかの出来映えになっとりますな。


 片田舎の炭鉱町〈ハーモニー〉にて。
 町の生命線ともいえる〈ハニガー炭坑〉オーナーの息子トムの不注意で落盤事故が勃発し、坑夫6人が生き埋めに。救出された唯一の生存者ハリー・ウォーデンは、しかし自分が生き残る空気を確保するために他の5人を鶴嘴でブチ殺していたと判明。
 昏睡状態のまま病院に収容されたハリーだったが1年後のヴァレンタインの夜に忽然と覚醒し、患者や医師をかなり無茶な血祭りに上げたその足で因縁の炭坑へと赴いた。
 1年前の事故も忘れて能天気にパーティと洒落込んでいる若者たちを惨殺し、事故の責任者ともいえるトムを目前にしたところで警察が到着。銃撃され深手を負いながらもハリーは逃亡したのだった。

 そして10年後……炭坑売却のため、久しぶりに町に戻ってきたトムは、かつての恋人サラが保安官となった知人アクセルと結婚して一児をもうけていることを知る。しかしサラへの未練を断ちがたく、しばらく町に滞在することにしたトムだったが、それを契機にしたかのように再びイケてる炭坑夫スタイルの何者かによる血の凶行が行われ、保安官宛てに犠牲者の心臓を詰めたチョコの紙箱が届く。
 これは伝説のハリー・ウォーデンの仕業なのか、それとも……といった具合。


 「ヴァレンタインパーティにおける炭鉱内での惨殺」というオリジナル版のクライマックスシーンをプロローグに持ってきたり、主要人物らの三角関係の要素も踏襲するなど創意工夫をこらした痕跡が窺えるのは好印象。
 また「どうして○○が○○したことを知っているの?」「きみが話したんじゃないか」「いいえ、話してないわ」云々の犯人しか知り得ない事実の指摘という、どんなパターンにでも応用でき、なおかつ一応はそれらしくなるお馴染みの遣り取りを用いて、オリジナルにもあった“プチ”フーダニットテイストを補強している。

 で……どうやら劇場公開時にはモーテルでの惨殺シークエンスが丸々カットされていたらしい。
 安っぽいキャバ嬢みたいなネーちゃんが全裸で逃げ回ってベッド下に隠れて云々という王道のスリラー描写や、小人症の女性オーナーが鶴嘴のフルスウィングをアッパーカットで食らって天井にブッ刺さるゴキゲンな仰天シーンをカットしたら作品の印象もかなり違うだろうに。
 などと、残虐シーンカットに対するいつもながらの小言を述べたくなるが「3D画面だと字幕が見づらい」との配慮か、吹き替え版のみの上映だったようだし、劇場公開は非ホラープロパーの一般層をターゲットにしたお祭り的な興行だったのだろう。
 後頭部に鶴嘴をブッ込まれて目玉が迫り出したり、引きちぎられた下顎が飛んでくるなど3D効果込みのゴアシーンが豊富だし、前述したようなプロット上のアレンジも利いてて、これはリメイクとしては上々と云える部類ではないかな。無論『ヒルズ・ハヴ・アイズ』『ハロウィン』の領域には達していないが暮逆的には『ドーン・オブ・ザ・デッド』ぐらいの満足感は得られたかと。



 (^ρ^)ノ ついでに間もなく国内リリースされるオリジナルの『血のバレンタイン』カット版をまんまと掴まされる情弱乙wwwwwww
 ホラーマニアはこっちのノーカット版買えおwwwww
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( ^ω^)卵4個くださいなwwwサーセンwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
ファニーゲーム [DVD]
『ファニーゲーム』
(FUNNY GAMES 1997)



ファニーゲームU.S.A. [DVD]
『ファニーゲーム U.S.A.』
(FUNNY GAMES U.S. 2007)



 これらは「後味の悪い映画」という話題になると必ず挙げられるタイトルとして気になっていたオリジナルの方を調達しておいたまま(チェックしてみたところ2006年の9月www)すっかりモティヴェーションを喪失しており、ふと気づいてみると監督自身によるハリウッドリメイク版も手許にあったので(これまた去年の6月とかwww)併せて観賞してみた次第。

 まずオリジナルを観てから立て続けにリメイク版と連続して挑んだのだが。


(;^ω^)ちょwwwまったく同じじゃねーかwwwwwww
 リメイクっていうレヴェルじゃねえぞwww
 もうカット割りもキャメラも画の構図も俳優の演技もジョン・ゾーンの音楽の使いどころもほとんど一緒。これはヒッチコックの『サイコ』をガス・ヴァン・サントが同じカット割りでリメイクしたときのことを彷彿させるが、それどころか、こっちは監督本人なんでシンクロ率が異常というか余計にタチが悪い。


 一応、粗筋的なものでも。ちなみにペーターとかパウルとかゲオルグとかショルシとか記述するのが鬱陶しいので人物名などはリメイク版に準拠。
 とある夏の一日――穏やかな昼下がり。
 夫ジョージ(ティム・ロス)と細君のアン(ナオミ・ワッツ)そして十歳ぐらいの一人息子ジョージに愛犬ラッキーという家族構成のファーバー一家は、湖の畔にある別荘にて悠々のヴァケーションと洒落込んでいた。
 夫と息子がヨットを組んでいる間、アンがキッチンでディナーの準備をしていたところ、不意に見知らぬ来客が。にこやかに微笑むその青年はピーターと名乗り、隣りの別荘から用事を言づかって来たという。卵を切らしてしまったので少し分けて貰えないだろうかと。
 隣人とは顔見知りのアンは快く卵4つを手渡してピーターを送りだす。直後、玄関ホールで異音が。見るとピーターは卵をすべて落して割ってしまっていた。「すまぬwwwすまぬwwwww」と恐縮するピーターに、まだ愛想良く振る舞いながら後片づけをするアンだったが、キッチンに入ってきたピーターがアンの携帯電話をシンクに落っことした上に「卵割れちゃったんで、また4つ貰えますかwwwサーセンwwwww」と申し出た辺りで、かなりイラッと来ていた。それでもパックに入れた卵を渡して再び送りだす。
 そんなザラついた心を癒す間もなく、ピーターは今度は友人ポールを伴って現れたのだ。こいつも妙に馴れ馴れしい態度で、玄関ホールに置いてあるジョージのゴルフクラブに目を留めて「試し打ちさせてくれんかのうwww」渋々承諾すると喜び勇んで庭へと。
 そして極め付けにピーター。ファーバー家の飼い犬ラッキーが飛びついてきたので、また卵を落してしまったというのだ。しかもピーターが「あの卵パック1ダース入りでしたよねwwwだったらまだ4つ残ってるから、また貰えますかwwwwサーセンwwwwww」だとかほざき始めたもんだから、さすがにアンもブチギレた。ググレカス出て行け! と捲し立てているところへ夫が現れ、宥め賺すもアンはヒステリックに退場。
 当惑していたジョージだったが、そのうちにポールがなにやら小莫迦にしたような態度で生意気な口を利き始めた。ムカッと来たジョージが軽くビンタを張って威嚇すると、なんとピーターが振り上げたゴルフクラブでジョージの膝をブチ割るのだった。
 リヴィングに集められた一家に彼らは告げる。
 12時間後の明日の朝までに、おれたちはおまえら全員死んでる方に賭ける。だから、おまえらは自分たちが生きている方に賭けてみろ……と。



 この状況設定だけで、すでに嫌なムード満載なのだが。
 冒頭、別荘へと向かう車内にて、カーステでクラシックのイントロ当てクイズなんかを呑気にやってるところに突如ズギャーーーン! とばかりに山塚アイの暴力的な絶叫が迸るタイトルバックが、彼らの今後の命運を端的に顕示していて、とても素敵だ。

 で……喧伝されているように、かなり不快というか嫌な感じの映画である。
 例えば『ホステル』のように人体破壊のスプラッターが齎すカタルシスは皆無だし、ヴァイオレンスの美学もない。
 なんかこう、片肘で頬杖ついてニヤつきながら、こっちの怪我してる脇腹を、手にした50cm定規で執拗に小突いてくるような嫌らしいトーンが全編に充満していて、観ていて息苦しくなってくる。
 また演出も悪意に充ちている。ポールがキャメラ目線で語りかけてきたり、更には劇中で一度だけ被害者側が反撃に打ってでる奇跡的な瞬間があるのだが「それ映画文法的にどうよ?」というチート演出で軽く回避してしまい、一家はただただ死ぬまで虐げられ続けるだけ。
 だからといって面白くないかと云えば、決してそうではなく、なかなか引き込まれてしまうのだった。

 基本的にまったく同じ物語なのにオリジナルの方が嫌さ加減が上回っていると感じるのは、やはりキャストに因しているのだろう。マジキチ2人組もオリジナルの方がそれぞれの外見に差異を持たせているためにキャラ立ちを感じやすいし、なんといっても奥さん役の女優がナオミ・ワッツに比べるとあまりにも貧相で、しかも話が進行するにつれて、どんどん掛け値なしの不細工になって見栄えが酷くなる一方なので「なんか物凄く嫌なものを見てしまった」というザラッとした気分が弥増すばかり。

 たぶん同じ内容を日本人俳優かつ日本語で撮ったら、もっと相当に嫌な感じになるだろうとは思うんで、ミヒャエル・ヘネケ監督は、またまったく同じ内容のものを世界各国ヴァージョンで延々と作り続けるといいよ。



(;^ω^)劇中で使用されてた曲が収録されてるNAKED CITYのCD『TORTURE GARDEN』も、ついつい買っちまったわいなwww
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(^ρ^)ノ あんなみらーずwwwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
ミラーズ (完全版) [DVD]
『ミラーズ』
(MIRRORS 2008)



 (^ρ^)ノ『ハイテンション』『ヒルズ・ハヴ・アイズ』などホラージャンルに拘泥する新進気鋭のフランス人監督アレクサンドル・アジャの新作ですな。

 たしか今年の1月頃にはすでに入手しており、本来ならば期待大で真っ先に観賞するところなのだが。
 しかるに本作はいわゆるハリウッドリメイクで、それは別にいいとしても元ネタは脳味噌キムチの土人が醗酵してる国で製作されたものだという。そうでなくても暮逆は日本を含むアジア圏の映画というものをあまり好まないので(〈Jホラー〉とか噴飯ものだわwww)必然、観賞におけるモティヴェーションも低下しようというもの。そのまま「気が向いたら、そのうち観るかも」というプライオリティの新作DVDを入れておくケースに陳列されたままになっていた。
 だが、そろそろ国内盤DVDがリリースされるらしく「これじゃ、わざわざ北米盤を調達してるアドヴァンテージまったくねえよwwwww」と、さすがに引っ張りだしてきたわけだが。

 一応、粗筋的なものでも。
 キーファー・サザーランド演じるベンは元ニューヨーク市警の刑事だったが、1年ばかり前に同僚を誤射して停職処分となり、その事件の影響による深酒と癇癪が原因で、浅黒い肌色をした妻や子供たちとは別居中。ちょっと薹が立ってるけどブロンドヘアがキュートな実妹のアパートに転がり込んで、日がな一日2ちゃんに常駐しては煽りレスばかりする、わりとダメな人間になってしまっていた(一部事実を歪曲して誇張)。
 しかし、そんなニュー速民みたいな怠惰な生活を続けていて良いわけはないと足繁くハロワに通ったのかどうかは知る由もないが、とにかくデパートの夜警の仕事に就いてみたのだった。

ニュッ(^ν^)働いたら負けだと思います

 そのデパートメントストアは5年前、放火による火災に見舞われ閉鎖したものの保険だか権利だかの関係で未だ取り壊されることもなく、無惨な焼け跡を晒す悲愴な状態のままで維持され続けていた。主に女性向けの香水やコスメ類を扱っていたらしく、焼け爛れたマネキンなんかが放置されっぱなしで不気味なムードを醸成するのだが、なぜか店内の至るところに配置された無数の〈鏡〉だけは綺麗に磨き込まれているのだ。なんでも前任の警備員が取り憑かれたように手入れしていたという。
 とにかく、元々は精神病院だったりもしたという、そんな露骨な訳ありデパート内を巡邏していたベンは、かつて焼死した客の姿を鏡越しに目撃したり、あまっさえ自身が炎に包まれるという怪奇現象にも見舞われる始末。こりゃ尋常な事態じゃないってんでモルグ勤務の妻に相談するも、アルコール依存症の結果として服用しているドラッグの副作用による幻覚なんじゃないかと一蹴されたうえに正気を疑われて、いろいろと藪蛇だった。

 やがて〈鏡の向こう側〉の世界に潜む、なんらかの邪悪な存在が、こちら側のベンに何事かをさせようとしているらしいと判明。しかも、その存在はベンを脅迫するために彼の家族を狙うのだった……ってな塩梅。



 いきなりオープニングからディープで痛々しいカットスロートを披露してくるが(さすがの暮逆も、まぁ眼を背けはしないまでも、ちょっと薄目にはならざるを得なかったレヴェル)全体的にゴア指数は低めだろうか。
 とはいえ中盤に「ちょwwwそこまでやる必要あんのかよwwww」という無理矢理なゴアシーンがあるにはあるが。
 とにかく『ヒルズ・ハヴ・アイズ』もそうだったが、なんといっても構図やキャメラワークを含めた安定感のある画面作りが美しくて、それだけで退屈しない。

 大別すればスーパーナチュラル系統のスリラーあるいはホラーになるのだろうが、筋立ても単なる怪異の羅列だけには留まらずに原因の究明的な趣も加味してあり、なんだかんだで〈鏡の中の存在〉が要求する〈ESSEKER〉という謎めいた単語の意味と邪悪ななにかの正体が判明する辺りまではグイグイと引き込まれて面白かった。
 家族を護ろうとする主人公の必死さが空回りし、周囲には逆に精神錯乱と受け取られる辺りの物語的な構図も常套だが、上手く演出されていたように思う。
 しかるにクライマックス……邪悪な存在と対峙するベンと、一方で危機に晒される家族たちを同時進行で描くわけだが。なぜだか、ここに至って凄まじい倦怠と睡魔に襲撃されてしまい、気づけばたびたび意識を失っており幾度もDVDのチャプターを戻す羽目になってしまったものである。きっと暮逆の方の集中力が切れてしまったのだろう。

 さて〈向こう側の世界〉という設定がでてくるのなら、この手のラストのオチもお約束テイストだが(たしか近年では『サイレント・ヒル』が同傾向オチだったか)ホラー的にはなかなか巧い落としどころの後味で、前述した画面の秀逸さも含め、総じて愉しめたと云えようか。
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(^ρ^)ノ CGショボ杉ワロタwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka
独白するユニバーサル横メルカトル Egg Man [DVD]
『独白するユニバーサル横メルカトル Egg Man』
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(U^ω^) わんわんお! わんわんお!


 (^ρ^)ノ いや……別にトピックとは関係なく(U^ω^)この顔文字を使ってみたかっただけだったり。


 で……叙情派の鬼畜猟奇作家・平山夢明先生の短編がOVA化されているという噂を耳にして「平山作品まで萌えアニメ化とは世も末よのぅ」と世相を憂う反面ちょっと期待しながらチェックしてみたら、なんと3DのCGアニメーションだった。
 しかも、どうやら監督/脚本/演出の人が独りで作製しているらしくてCGI表現としては正直に述べて、せいぜい〈セガサターン〉のイヴェントムーヴィシーンのレヴェル。
 もちろん制作の規模やアクション云々は置くとしても、奇しくもちょうど数日前に『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』というやつを観賞しており「衣服のニットとか革の質感の違いの表現スゲー」と感心していただけに、のっぺりしたシャツ姿の人形が動くような、その落差に愕然としそうになってしまった。
 だが「いや、この物語のヴィジュアル化には、このレヴェルで過不足あるまい」と観るべき視点を方向修正しつつ極力フラットな気分で接してみた次第である。具体的には、ちょっと原作の記憶が曖昧なまま一度観て、次に原作を再読したうえで再び観賞という流れで。

 一応、粗筋的なものでも。
 舞台は2048年(バイナリーミレニアム)をも遠く過ぎようという近未来。
 女性のみを狙う殺人鬼である〈私〉は、殺害現場に必ず卵の殻を残すところから糞マスゴミによって〈卵男――エッグマン〉と命名されていた。
 あるとき、女性捜査官カレンの本能的な直感から追い詰められ、逮捕された〈私〉は嬰児を含む5人の女性への強姦殺人の罪状で極刑を受けてしまう。
 後日、時代錯誤な鉄格子つきの岩窟に収監されている〈私〉に面会に来たカレンは切羽詰まった様子で、未だ発見されていない二人分の屍体の在処を訊ねてきた。〈私〉がその情報と引き換えに要求した“釈放”という代価は、どうやら条件としてはなんとか承諾されそうな趨勢だ。
 そして一方で、牢獄の隣人〈205号〉の奇行や幻覚は日ごとに苛烈さを増していくようだった。実は、こいつは〈私〉から遺体の所在の手がかりを引きだすために調整され、スパイとして送り込まれた精巧なアンドロイドなのではないかと疑っているのだが……ってな具合。


 で……驚くほど原作を忠実に映像化しているうえに、あまつさえ極めて良質なヴェクトルでのアレンジがなされているのだった。
 二人分の屍体が発見されていないという部分から「犠牲者がまだ生きているのではないか」というシチュエーションに発展させ、そのうち一人を女捜査官カレンの双子の妹という設定にしたため、ぐっと物語の臨場感が高まっている。
 しかも特筆すべきは原作を大胆に改変した部分が、決して映像版制作者のエゴというレヴェルには堕さずに、作品本来の魅力を正しく増幅させた結果として昇華されているということ。
 あっさりとした〈報告文書〉で締められる原作を、より映像作品向けに脚色した終盤の展開は実にお見事である。


 ただ、原作そのものが室内での淡々とした会話劇なので当然だが、スプラッター的なダイナミズムやグロテスク表現はほとんどない。
 それでも〈私〉がカレンに語る犠牲者の様子「(前略)私は正中線で裂いたままの彼女をボートに乗せ、湖畔の上で月光に晒してみた。ゼラチン質と脂肪、様々な組織が雲間から月が迫り出すにつれ、ルビーやダイヤのような輝きを見せた。皮膚のジッパーを開かれたままの彼女はまるで体内に絢爛たる宝石箱を押し抱いているようだった。不思議なことにはその時、我々のもとに蛍が押し寄せたのだ。彼らは聖杯の滴のように我らを祝福していった」という過分にロマンティックな描写や、犠牲者が黒衣の女性に限られた理由を205号に語る際の暗黒な蘊蓄「(前略)それにこの世に真実の黒は存在しない。黒を見た途端、それは僅かながら光を反射してしまっている。しかし、黒の下地に赤を塗り込むと黒は質量を増すことは知っていたかね。染色の世界ではよく知られていることだ。私はそれを実現してみたかった。彼女たちが自分の血液で衣装を染めていき、それにより本人たちが望んでいた黒衣を完璧なものにする」という部分までも台詞に合わせて、きっちりと映像で提示してくるのには、ほとほと感心した。
 それ以外にも台詞やディテールの再現度は異常ともいうべきで、なんと地の文にある『面会室には私が犬歯を人差し指で爪弾く音だけが響いた。』という描写すら自然に映像化されているのだ。

 ともあれ、独特の世界の構築という点で、チープな実写化よりもCGアニメというのは平山夢明作品の映像化にうってつけだったと思う。


 都合8篇が収められている原作短編集『独白するユニバーサル横メルカトル』中で『2006年 日本推理作家協会賞 短編部門賞』を受賞している表題作と、『リベリオン』というかブラッドベリの『華氏451度』の設定を引っ張ってきた近未来SF『オペラントの肖像』、そして『羊たちの沈黙』における「レクター博士とクラリス捜査官」風の構図をちょいと借りた『卵男』というのは、実のところ暮逆的には心証が薄い部類に入るのだ。
 これは是非とも、ヤクザの屍体処理役として肉塊を喰い尽くす元サーカス芸人の巨漢オメガと、その世話役を仰せつけられ、数学界の未証明問題〈リーマン予想〉に取り憑かれた男との奇譚『Ωの聖餐』をこのスタッフで映像化して欲しいね。



(U^ω^)オメガが成犬ほどもある“オムレツ”を産み落とすところも完全再現でよろしくwwwww

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(^ρ^)ノ※ただしイケメンに限るwwwww
血みどろムーヴィ / kuresaka

『トワイライト〜初恋〜』
(TWILIGHT 2008)



 (^ρ^)ノ 英国のティーン女子たちに大人気らしい、日本で云うところの少女向けラノベの映画化ですな。

 本邦でも公開されるにあたって、いたずらな危機感を煽るサブタイトルが追加されてるのが気になっていたのだが。
 結論から述べれば、これは〈ヴァンパイア〉をモティーフとしているが決して〈ホラー〉ではない。学園を舞台とした〈青春恋愛劇〉であり、内容やノリは往年の正統的な少女向けコミック(昨今のそれらはかなりの破廉恥っぷりのようであるが)に近いのではなかろうか。


 まず粗筋的なものでも。
 母親の再婚に伴って、離れていた実父と暮らすため田舎町〈フォークス〉の高校に転入してきたイザベラ・スワン 愛称ベラは、内向的な文学少女でルックスも地味め(おそらくメインターゲットとなる読者層の自意識を刺激し、共感を呼ぶことを想定した人物造形)という、普通かそれ以下のランクに類する女の子だ。
 転校初日のランチタイムに知ったのは、校内には少々異質なムードを振り撒く集団がいるということ。やがてベラはその中でもひと際目を引くミステリアスな美少年エドワードが気になってしまう。しかし、なぜか彼は自分に冷たく当たってくるのだった。
 どうしてなの? なんなの? バカなの? 死ぬの? そんな態度とられたら、逆にますます気になっちゃうじゃん!

 ☆(ゝω・)vキャピ ※ただしイケメンに限る

 ってわけで思春期の少女特有の好奇心(もちろん無自覚な恋心も、ちょっぴり潜在☆)に基づいて、いろいろと調べていくうちに彼がいわゆる〈ヴァンパイア〉だと知ることになって、あーだこーだとウゼェ恋模様の機微がなんたらかんたら。

 と……こういう投げ遣りな紹介の仕方をするので、さぞかしつまらないのかと云えば、そうでもない。ホラーずれした暮逆なんかには逆に新鮮な表現や展開で、なかなか愉しめたのだ。

 物語的には淡い恋愛を主軸としているわけだが、それ以外の部分は、わざと狙ってやってるとしか思えないほど、ちょっとステロタイプにすぎる嫌いがないではない。
 例えば、二人の仲が近づく契機となる出来事とは。運転を誤った車輌がベラめがけて突っ込んできたところを、超人的なスピードで飛び込んできたエドワードが華麗に救出するのだ。
 そしてベラが街のちんぴらどもに絡まれていると、これまた颯爽と登場するエドワード。軽くひと睨みしただけで、ちんぴらどもは「ひぇ〜、お助けぇ〜」とばかりに、まさしく「蜘蛛の子を散らすような」という凡庸な比喩表現が相応しい挙動で慌てふためいて逃げだしてしまう体たらく。

 ベタだろ。
 ベタすぎるだろ。


 (^ρ^)ノ だが、それがいいwww


 で……「明確な理由づけはよくわからないけどミステリアスなイケメンになんだか惹かれてしまうのキュウーン」という例の法則が発動して、二人は急☆接☆近!
 さて、ここから面白いのがヴァンパイアに対する解釈なのだ。
 いわゆる〈吸血鬼もの〉の原典とも云えるブラム・ストーカーの『ドラキュラ』でも「白塗りの化粧で皮膚を保護すれば、曇りの日ぐらいならば日中も外出できる」という見逃されがちな要素を活かしているのが良い。
 舞台となる田舎町はいつも曇りがちで雨ばかり降るということで、これまで〈学園もの〉にヴァンパイアネタを絡めるためには学校を定時制にするしかなかったという設定の拘束から楽々と逃れている発想の自由さが素敵だ。

 更には、それでも太陽というか直射日光を浴びれば、大抵の作品では吸血鬼は無惨に焼け爛れて塵と化すか、そうでなくとも相当深刻な肉体的ダメージをこうむるのが通例だったはず。
 しかるに本作中では、太陽光に照射されたヴァンパイアは果たして、どうなるのか?
 なんと肌膚が美しいクリスタルのような煌めきを放つのである。


(;^ω^)その発想はなかったわwwwww


 これは「少女趣味の甘っちょろいロマンティシズムも大概にしろ」という激憤を通り越して、素直に感服するしかない。女流作家ならではの着想にして、かつ女流監督らしい演出だろう。
 あと「ミステリアスなイケメン」といえば、すなわち〈転校生〉と相場が決まっているものだが、逆にヒロインの方を転校生にし、新たな環境に馴染まなければならないとしたことで、余計なドラマ延いてはエピソードを生みだしやすくなっている辺りが、なかなかクレヴァーだと思う。例えば、かつて両親が離婚したことで、これまで疎遠になっていた実父(フォークスの警察署長)とのギクシャクした遣り取りとか。
 またベラがエドワードに惹かれるのは、ある種のお約束として理解できるのだが、どうして超絶イケメンが地味な転校生に惹かれるのか? という疑問のエクスキューズとして「ベラは特殊体質で、その血はヴァンパイアにとって麻薬のように甘美な魅力なのである(大意)」という、これまた都合のいい伏線としても巧妙な仕組みになってますな。


 そして、なんとなくつき合い始めた感じの二人は互いの家を訪問することに。ベラを迎えるためにヴァンパイア一家では(彼ら自身には食事の必要がないのに)家族総出で料理を作っておりました。あまつさえ彼女を交えて、みんなで草野球に興じるだとか。

 でまぁ、そんな安穏としたエピソードばかりでは、さすがに物語としては緩急がないってわけで。
 古来その土地の人間たちとは平和的に共存するという密約を結んでいたエドワードたちの一族に、ジプシーのように流浪している別のヴァンパイア集団が対立。となれば当然、お姫さま役のベラは、その類い稀なる血の魔力に魅せられた悪漢吸血鬼に攫われてしまい……あとはもう観なくてもわかるよね。
 そういった闘争に際してグロテスク表現は云うに及ばず、アクション的にもほとんど見るべきところはないが、それでもアン・ライスの『ヴァンパイア・クロニクルズ』の映画化のひとつ『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア(Queen of the Damned)』のそれよりは全然マシなレヴェル。
 当該作品のクライマックスで、デスヴァレーにてライヴ中のバンド《ヴァンパイア レスタト》の屋外ステージに、敵対するヴァンパイア勢力が、明らかにワイアーに吊られた挙動でスゥ〜〜〜ッと降臨してくるシーンでは失笑を通り越して笑い転げたもんだわ。


 とまぁ、物語としては、ひとまず区切りがついたところで一応エンドと。
 今後も分量的にはあと3作分ある原作に添って適宜、続編が作られていくようですな。なんとなく〈人狼族〉なんかもでてきそうで、それなりに期待。
 しかし、どう考えても「連続TVシリーズ向けの作品だろ」と思わないでもないが、キャメラとか特殊効果とか、そこそこ手が込んでおり、少なくとも「観られる」レヴェルの映像になってるのは劇場公開が前提の規模で製作されたがゆえ、とも云えるね。

 吸血鬼ネタに恋愛要素を持ち込むのは常套メソッドだが、これは学園恋愛ものにヴァンパイア設定を捻じ込んだというバランス感覚が目新しく、ホラーずれした輩には逆に愉しめる、ややダークな青春テイストのロマンティックな作品になっとります。


(^ν^)ニュッ ※ただしイケメンに限る

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